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導入事例

 様に導入

  • クラウド
  • コミュニケーション
  • 効率化

株式会社エス・エム・エス

 様に導入

リアルタイムなコミュニケーションや情報共有活性化のため、Office 365 を導入。
Lync Online で社内コミュニケーションの活性化と、SharePoint Online による情報蓄積と共有を実現

株式会社エス・エム・エス

株式会社エス・エム・エス

2003 年の設立以来、高齢社会に適した情報インフラの提供で成長してきた株式会社エス・エム・エスは、メール サーバーが老朽化していたことに加え、リアルタイムでのコミュニケーションや情報共有のために、クラウド サービスを導入することにしました。当初、Google の Google Apps など、Office 365 とは別のクラウド サービスも検討しましたが、社外から簡単にアクセスできてしまう仕様や情報への細かなアクセス権設定が難しいことから、全社導入には向いていないと判断、Office 365 を採用することにしました。まずは、Microsoft Lync Online を導入し、Lync Online で社員間の確認や報告、指示などのリアルタイム コミュニケーションでの利用、そしてセカンド ステップとして Microsoft SharePoint Online を事業部門のポータル サイトとして利用することによる情報共有を開始し、社内コミュニケーションの活性化や情報共有としての成果を期待しています。同社では今後、海外拠点も含めて、Office 365 の利用と普及を図ることで、コミュニケーション基盤を充実させて、事業の成長に役立てていく予定です。

<導入の背景とねらい>
メール サーバーの老朽化をきっかけに、
社内のコミュニケーション基盤整備の必要性を認識

株式会社エス・エム・エス (以下、エス・エム・エス) は 2003 年の設立以来、「高齢社会に適した情報インフラを構築することで価値を創造し社会に貢献し続ける」を企業理念に事業を展開しています。同社では、高齢社会でより強く求められる事業分野を、介護、医療に加えてアクティブ シニア (仕事や趣味に意欲的で社会への積極的な参加意欲と旺盛な消費意欲を持つ高齢者) の 3 つに分類。それらの領域における情報インフラを「情報を発信する側と受信する側との間に生じる格差を埋めるため、情報を収集、整理、伝達するしくみ」と定義し、インターネットや紙媒体など複数のメディアを通じて、サービスを提供しています。

重松 論 氏

株式会社エス・エム・エス
情報システム部
アプリアーキテクト
グループ長
重松 論 氏

株式会社エス・エム・エス 情報システム部 アプリアーキテクト グループ長 重松 論 氏が語ります。

「当社が国内で主力事業の 1 つとしているのは、看護師の人材紹介です。常勤、非常勤をはじめ、希望する働き方に合わせたマッチング性の高い看護師を紹介するもので、業界では最大規模のシェアを持っています。また、日本と同様に高齢社会を迎えるアジア圏での事業開発も強化しています。もちろんアジア各国は社会構造、歴史、文化が異なるので、同じビジネスはできません。例えば、韓国では最大規模の看護師コミュニティ サイト事業を運営し、介護サービスが存在しない中国では家政婦派遣ビジネスを展開しています。また、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナムにも子会社を設立して、事業に取り組み始めたところです」。

これらの事業を進める上で、IT インフラは重要な役割を果たしています。その中で、創業から使い続けてきたメール サーバーが老朽化し、新しいメール システムとしてクラウド サービスの利用を検討することにしました。また、医療分野と介護分野を中心に多数の事業を展開している中で、社内には多様な情報が存在しているにも関わらず、それらがバラバラの状態で、社内でうまく共有されていないため、シナジー効果が発揮できていないという問題もありました。そこで、新たなコミュニケーション基盤を整備して、リアルタイムでのコミュニケーションとナレッジ データベースによる情報の蓄積を通して、新しいビジネスのヒントを見つけ出すことができるようなしくみが求められています。

<導入の経緯>
社内に限定したコミュニケーションと、
細かいアクセス権限の設定が可能な Office 365 を選定

これらの目的を実現するため、同社ではクラウド サービスの導入を前提にマイクロソフトのパートナーである富士ソフト株式会社 (以下、富士ソフト) のセミナーに参加し、そこで紹介された Office 365 をはじめとする複数のサービスを比較しました。

高野 祐一 氏

富士ソフト株式会社
ソリューション
事業本部MS部
MSソリューション & クラウド グループ
課長
高野 祐一 氏

富士ソフト株式会社 ソリューション事業本部 MS部 MSソリューション & クラウド グループ 課長 高野 祐一 氏が語ります。

「私たちは独立系 IT 企業として、ビジネス基盤や流通などの産業分野から、社会インフラ、医療、自動車やデジタル家電など家庭用製品向けまで、さまざまなソリューションを提供しています。その中で、企業向けソリューションとしてクラウド サービスに力を入れています。また、自社でセミナーを開催し、複数のクラウド サービスを比較してその特長を明らかにすることで、お客様にとって最適なサービスを選べるようにしています。エス・エム・エス様には、そのセミナーに来ていただいたことから、お付き合いが始まりました」。

エス・エム・エスでは、このセミナーで紹介された Office 365 の検討と同時に、当時企業でも使われ始めていた Google Apps も検討し、試験的に少人数で社内導入してみました。しかし、実際に使ってみると、インスタント メッセージでのコミュニケーションが社外の人とも簡単にできてしまうことやアクセス権設定が細かくできず、部署や役職に応じた情報へのアクセス権設定が難しいことがわかりました。

「個人レベルで使うクラウド サービスとしては、Google Apps は融通が利いて優れているとは思うのですが、企業の全社レベルで導入して使い込んでいこうとした時には適していないと判断し、最終的に Office 365 を採用することにしたのです」 (重松 氏)。

エス・エム・エスは人材紹介、求人情報、職種別コミュニティ等、介護、医療従事者に対するサービスを主な事業にしているため、個人情報を取り扱うことが非常に多く、セキュリティをきちんと確保して、コントロールできることが大きな要件でした。Office 365 の Lync Online は特別な設定をすることなく、社内に限定したインスタント メッセージによるリアルタイム コミュニケーションを行うことができ、細かなアクセス権の設定も可能なため、同社が全社的に導入するクラウド サービスとして最初に利用することにしました。

また、同社は「成果は時間に比例しない」「よりクリエイティブに、イノベイティブになるために、また自己研鑽のためにオフの時間を大切にしよう」という考え方で、事業を進めてきました。そのため、社員は午後 8 時半以降は社内に残って働かないようにすると共に、長期の休暇を年数回は取るようにルール化しています。そこで、同社では、「Online Service Gate (OSG)」というシステムを導入して、社外からのメールなどのアクセスを午後 8 時半以降から翌朝まで利用できないようにしています。そのため、現状で懸案になっているメール システムの移行については、OSG との共存を図りながら、技術的な課題の解決を検討しているところです。

<システムの概要>
Microsoft 製品ならではの統一されたインターフェイスで
クラウド サービスの Office 365 でも違和感なく利用

同社では、Office 365 のプラン E 1 を導入し、2012 年 10 月から Lync Online を、そして SharePoint Online を一部で試験的に使い始めました。

「Lync の利用は始まったばかりですが、自席にいないことが多い社員でも自分の部署への報告や確認、指示を出す場合や仕事の確認を簡単に行うことができるようになりました。また、上司や同僚との間で、インスタント メッセージ機能を使って、気軽に相談するなど、席が離れている社員同士でもプレゼンスを確認できるので、結果的に連絡できないという状況や電話での確認、在席状況の問い合わせなどは確実に減り、コミュニケーションをより頻繁に、かつ効率的に行えるようになってきました」(重松 氏)。

一方、SharePoint Online は一部の事業部門で試験的に利用を始めたところですが、普段は接することのない担当役員からのメッセージの発信や事例の紹介、ブログ、推薦図書など事業部のポータル サイトとして使われています。また、同社では Office をはじめとしたマイクロソフト製品を多く使っており、クラウド サービスの Office 365 もマイクロソフト製品としてのユーザー インターフェイスがほぼ統一されているので、Lync Online や SharePoint Online の利用においても、ユーザーは違和感なく使うことができています。

サービス構成図

グローバル営業力強化の構成イメージ [拡大図] 新しいウィンドウ

そして同社では、富士ソフトをパートナーにして Office 365 を導入したことで、マイクロソフト製品やマイクロソフトへの理解を深めるような関係が築けたことを非常に評価しています。

「今までもマイクロソフト製品を利用してきましたが、今回、富士ソフトのサポートを得て Office 365 が導入でき、その過程で、マイクロソフトの担当者とも継続的で密接な関係を築くことができました。これからは、私たちが抱えている多くの課題について、マイクロソフト製品を使うことで解決できる部分が多いのではないかと感じていますし、今まで以上にマイクロソフト製品が身近になったと感じています。そして、マイクロソフトの製品やサービスを理解した上で、より使いこなしていこうという気持ちを強く持つようになりました」 (重松 氏)。

柴崎 竜太郎 氏

富士ソフト株式会社
ソリューション
事業本部
ソリューション営業部
MSソリューション
営業グループ
柴崎 竜太郎 氏


Office 365 のように非常に多機能なソフトウェア スイート製品は、ユーザー企業だけでは自社の業務に最適な形で、機能を絞り込んで使うことが難しい面があります。そこで大きな力を発揮するのがパートナー企業です。富士ソフト ソリューション事業本部 ソリューション営業部 MSソリューション営業グループ 柴崎 竜太郎 氏が語ります。

「私たちは複数のクラウド サービスを利用しています。ですから、それらと Office 365 との違い、Office 365 の良さをよく理解しています。全社的な管理と統制をきちんと機能させたいというニーズをお持ちのエス・エム・エス様には Office 365 が最適だと考えました。お客様の事業内容に最適なソリューションを提供できる戦略パートナーとして、これからもエス・エム・エス様をサポートしていきたいと思います」。

<導入の効果と今後の展望>
System Center の導入で管理負荷の低減と統制レベル向上を両立。
さらにコミュニケーション基盤を強化、事業への貢献を期待

同社では統制レベルを維持するため、海外拠点も含めて社内に 700 台弱あるクライアント PC へのソフトウエアのインストール権限を社員に与えていません。そのため、ソフトウエアのインストール等の作業がシステム部門の大きな負担となっていました。そこで、2012 年末に、富士ソフトとマイクロソフトのアドバイスを受け、Microsoft System Center 2012 Configuration Manager (SCCM 2012) の導入を決定。これによって、アプリケーション配布、更新プログラム管理、OS 展開の業務負荷を軽減させると共に、統制レベルの一層の向上を図ることにしました。

また、Microsoft Active Directory フェデレーション サービス (ADSF) を利用して、クラウド サービスとして提供されている営業管理システムも連携させたシングル サインオン環境を構築して、業務の効率化を図りたいと考えています。社内 SNS「Yammer」の導入なども検討中で、さらに一歩進んだソーシャル ネットワークによる社員間のコミュニケーションを活発化させていく計画です。また、懸案のメール システムについても Microsoft Exchange Online の導入を準備しています。
こうした環境を整備することで、同社では、今後、海外拠点も含めてマイクロソフトのクラウド サービスを全社的に活用しながらコミュニケーション基盤を強化し、新たな事業の創出も併せた事業の成長に役立てていく考えです。

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