「ギリギリセーフ」を作る会社、バーグハンバーグバーグ

会社について教えてください。

山口 : "ギリギリセーフ"をモットーにした、ユーモアやギャップを効かせたWebコンテンツの企画・制作を中心におこなっています。最近はWebだけでなく、雑誌などで連載もおこなっています。おかげさまで最近はよくお仕事の話をいただいているのですが、基本的にはふざけることができる仕事しかお受けしないスタンスをとっているので、機会損失をしまくっているのが悩みどころです。

代表的なコンテンツ、誰も知らないただの一般男性の婚活サイト「イケてるしヤバい男 長島からのお知らせ」(http://iketeru-nagashima.com/

山口 : また、30名くらいのライターからなるお笑いポータルサイト『オモコロ』の運営もおこなっています。これはバーグハンバーグバーグが立ち上がる前から運営していて、かれこれもう7年ほど継続しているメディアです。

お遊びでやっていた「チャット」を、仕事の水準に持ち上げてるのがチャットワークなんじゃないですかね

チャットワーク導入のきっかけは何でしたか?

山口 : 2011年10月に新入社員が入社したのですが、ちょうどそのころプロジェクトの数も相当な数になっていました。新入社員に対して教育もしていかなければいけない中で、「このままだとリソースがやばい」という状況になってきていました。特に僕のようなWebディレクターの立場だと進行中のプロジェクトにかかりっきりになりがちなので、早急にうまく回していく体制を作らないと...!と考えていました。

それが導入に至ったきっかけですね。ちなみに会社立ち上げ当初3名だったメンバーも、今では全部で6名になりました。



会社の立ち上げ後、新たに入社した3名。柿、天パ、パンチパーマと頼りになるスタッフが揃う。
チャットワークに落ち着くまでの経緯を教えてください。

山口 : それまでは情報共有は社内のメーリングリストで管理していたのですが、結構な数のメールが飛び交う結果になり、どうしてもちょいちょい確認漏れが出てきてしまう状況でした。

次に考えたのはSkypeなどのチャットです。もともと弊社のメンバーは、昔からのインターネット大好きっ子の集まりなもので、チャットには馴染みがあったので。ただどうしても雑談が混じりがちで「どうにかして相手を笑わしてやろう」と、仕事の会話をしていてもすぐに社内のメンバーを笑かせてやろうという展開になっちゃうんですね。そうなると仕事の話と雑談がごっちゃになり、ログを追いかけるのが大変になってしまうんです。

そもそも「プロジェクト単位でやるべきことを管理したい」という思いがあったので、お仕事ツールとしてチャットを使うのは違うのかなあと思いました。

そのあと、とあるプロジェクト管理ツールが無料で試せるってことだったので、さっそく触ってみました。いや、すごいんですよ。ちゃんと僕らの要求を満たしているものだし、タスクの管理機能やスケジュール機能もすごく高いレベルで搭載していて。

ただまあ...アレなんですよ。すごくちゃんとしてた。もうこればっかりは雰囲気の話なんですが。僕らがアウトプットするものってふざけたコンテンツばっかりなんですけど、そのせいなのか何かダメだったんですよね。そのツールから伝わってくる「ちゃんとやんなきゃいけない空気」がなんかダメというか...。なので社内のメンバーにこれどう?って触ってみてもらっても、全員「うん...なんか違うな...」っていう結果になっちゃって。

※うまくはまる写真がなかったため、代わりにオムライスの画像を掲載させていただきます。
で、最後に試したのがチャットワークだったということですか。

山口 : そうですね。これがまあハマったんです。チャットワークもチャットっちゃあチャットなんですが、プロジェクト単位で管理できるので全然別物に感じましたね。しょっちゅう見失いがちだった 「次に何をやるべきか」のタスクも、パッと見でいつまでにやればいいのかが分かる。これは便利だなあと。

チャットワークはちゃんとしていない印象でしたか?(笑)

山口 : 仕組みとしてはちゃんとしていると思いますよ。使ったときの感触が直感的、って言ったほうがいいですかね。タスクひとつ誰かに投げるにしてもやりやすいんですよ。そういうところが肌に合いました。 僕らみたいなインターネット大好きっ子が昔からお遊びで使っていた「チャット」を、仕事の水準に持ち上げてるのがチャットワークなんじゃないですかね。

※うまくはまる写真がなかったため、代わりに先ほどとは別のオムライスの画像を掲載させていただきます。

『オモコロ』のメンバーみんなでチャットワークに引越しました

御社が運営する『オモコロ』の管理は、どうしているのですか?

山口 : 以前まではクローズドのSNSで管理をしてました。今は、オモコロのメンバーみんなでチャットワークに引越しして管理しています。

数多くのスタッフと、チャットワークで連携し記事を作っている。
どのように管理していますか?

山口 : 『オモコロ』では週に5日、平日は毎日特集記事を出しています。なので「◯月第△週 特集確認」というように、1週間ごとに区切ってチャットルームを設け、そこに記事を書く担当者とチェックをする担当者を招待して議論する。その週が終われば、また新しい週のチャットルームを立てて議論する、というルールで運用しています。 ある程度アサインする人間を絞れるので、その週に関係ない人に余分なノイズが混じらないのがポイントですね。

また、そのほかにも「新コンテンツ企画室」や「雑談ルーム」といったメンバー全員に開いたチャットルームを作って、それぞれのテーマで議論したりネタ出しをしたり、雑談したりをしています。

そのほかにもライター同士が何人かでチャットルームを作って、個別に話し合ったりしているようです。

はじめはこの辺りの運用ルールが見えなくて、「チャットワークはオモコロの運営にはむいてないかも」という話も出たことがあったのですが、うまくルール化することができました。

「フワフワしている人がちゃんとした仕事ができるようになるためのもの」、じゃないですかね

チャットワークを導入して良くなったことを教えてください。

山口 : ひとつ目は、なんせ仕事を綺麗に回せるようになったことですね。 どのプロジェクトが進んでいて、どのタスクが残っているかが目に見えて分かりますので。今までは確認漏れがないか、 メールの受信箱の中身を追いかける作業に時間を割いてしまうことが多かったですが、この作業から解放されてアイデア出しに集中できるようになりました。

二つ目は、アイデア出しの意味合いが強い「雑談ルーム」を作れることです。色んなアイデアはこの雑談ルームから生まれてきます。僕らにとって一番重要なチャットルームですね。思いつきの雑談と、期日のある仕事のタスクの話をひとつの場所でやっちゃうと、混ざって何が重要なのか分からなくなっちゃいますから。 アイデアを出して溜めておく部分と、仕事として期日・納品のあるものを管理する部分とで整理しておくのはとても重要だと思いましたね。

プロジェクト内のチャットルームでは、そのプロジェクトに関する連絡事項などが活発に行き交う。

山口 : 三つ目は、ふざけやすいこと。 さきほどの雑談ルームの話にもつながりますが、やっぱりチャット感覚なので適当なことを言いやすいんですよ。この点は他社さんとは違って、僕らだけが感じてるメリットかもしれませんね。

雑談ルームでは、社員を含めたオモコロのスタッフ同士が気軽に会話を楽しんでいる。その何気ない会話がアイディアにつながることは多いと言う。
  
チャットワークを一言で表現すると?

山口 : うちの会社って、みんな社会人としてのスペックは特に高くないと思うんですよ。一般の会社が普通にやってるようなことでも、僕らには全然できないことがあったり。会社の立ち上げに参加したメンバーの中には、「働いたことがない」という無職の29歳もいたぐらいです。でも彼はとにかく大喜利的に面白いアイデアをガンガン生産できる男なんですけど、そういうノリをチャットワークはいい感じに手助けしてくれる、という印象です。

なので、「 フワフワしている人でもちゃんとした仕事ができるようになるためのもの」...うちの会社にとってチャットワークはそういうもんじゃないかなと思います。