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導入事例

 様に導入

  • 効率化
  • コスト

中外製薬株式会社 | 導入事例 | ウイングアーク1st

 様に導入

中外製薬株式会社

財務データを活用した非定型レポート作成にDr.Sum EAを採用
5500万件以上のデータ検索・集計を約10秒で実現

  • Dr.Sum EA

  • 医薬品

  • コスト削減

  • 作業工数削減

  • ERP連携

  • 業務効率化

Before

財務諸表そのものは、同時に作成できる仕組みをとっていましたが、ERPでは対応しきれない表示の組替、情報の付加があり、項目や形式が異なる点もあります。このレポーティングの後工程に多くの担当者が係わっていましたが、作業は負荷が高く、いかに工数を削減できるかが大きな課題でした。

After

予算実績管理データと総勘定元帳データをあわせて5500万件を超えるデータから、勘定科目別、年月別の1年分の明細データを10秒程度で集計することが可能になりました。このデモを最初に担当者に見せたときには、あまりに早いので明細データの集計をあらかじめ作っていたのではないかと疑われたほどです。

中外製薬株式会社

ERP推進部 経理人事グループ
課長 楠 博之 氏
導入背景

●グローバルな財務処理の効率化

●大量データの高速な検索や集計

導入ポイント

● 高いパフォーマンス

● 容易な操作性や機能性

● 財務データのデータベース化

導入効果

● 経理作業の効率化

● 短期間でのシステム開発

● 導入コストを10分の1 に低減

導入製品

経理レポート作成の工数削減を実現

導入コストも他社製ツールに比べ10分の1に

ロシュと中外製薬の戦略的アライアンスによるシナジー効果で
革新的な開発パイプラインを実現

「革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し、世界の医療と人々の健康に貢献する」ことを企業ミッションとし、今までにない医薬品を今までにない力で創り出すことを目指す中外製薬。2002年10月1日よりロシュ・グループの最重要メンバーとして、ロシュ・グループとの戦略的アライアンスによるシナジーにより国内外において革新的な新薬を継続的に研究・開発する中外製薬は、国内トップクラスの新薬開発パイプラインを有している。

中外製薬は新薬の研究、開発から製造、マーケティングまで、ビジネス活動のプロセスの可視化やデータやナレッジの共有にITシステムを最大限活用することに取り組んでいる。その一環として経理データベースの統合と有効活用のために、多次元高速集計検索エンジンであるDr.Sum EAを採用した。

基幹システムのデータ活用と経理レポート作成の工数削減を目指す

CHERMS(CHugai Enterprise Resource Management System)と呼ばれる中外製薬の基幹システムは、ERPパッケージを中心に、ビジネスインテリジェンス、APO(需要・供給計画)モジュールなどで構成されている。

ERP推進部 経理人事グループ 課長、楠 博之氏は、経理業務で抱えていた課題を次のように語る。「弊社では、国際会計基準に準じたロシュ・グループへの財務報告と、上場企業として必要な日本会計基準によるふたつの財務報告を3日間で作成しなければなりませんでした。また、固定資産の減価償却方法や引当金の計上基準が異なるなど損益に影響をあたえる差異もありました。財務諸表そのものは、同時に作成できる仕組みをとっていましたが、ERPでは対応しきれない表示の組替、情報の付加があり、項目や形式が異なる点もあります。このレポーティングの後工程に多くの担当者が係わっていましたが、作業は負荷が高く、いかに工数を削減できるかが大きな課題でした」

また、売上や営業利益予測の精度を向上し、常に実績を把握しながらビジネスの変化に迅速に対応できる予算管理や、予算も含めたデータベースの充実と情報の共有化が求められていたが、実現することが難しかった。ERPシステムで出力していた財務経理データに、Microsoft WordやExcelで加工し、部門サーバーに保存していたが、これらの会計資料を、データベース化により一元管理したいというニーズも高まっていた。このとき、内部統制やJ-SOX、監査の要件対応のため行われている情報漏えい対策やデータの信頼性保持など、セキュリティ面でのより精緻な対策も必要だった。

さらに、既存システムの操作性や機能の補完、大量データの検索や集計のレスポンス向上なども取り組むべき課題として、基幹システムのデータをより効果的かつ効率的に分析するための仕組みを構築することを決定。大量のデータを活用して実績や計画分析レポートを作成する経理系ヘビーユーザー向けの非定型レポート作成システムの中核としてDr.Sum EAを選択した。

非定型レポートはDr.Sum EAで作成し
定型レポートは既存システムと効果的に使い分け

中外製薬は、2008年2月よりDr.Sum EAによるシステム構築プロジェクトをスタートし、2008年6月には3カ月弱の開発期間で、総勘定元帳の一次コンテンツを稼働させている。2009年2月には、その後開発を進めた中期計画や年度、四半期情報に関連する予算や計画データと連携したレポートも本稼動した。

現在、Dr.Sum EAサーバーには、経理データはもちろん、ロシュ報告用のデータや中外製薬グループの連結データなどが、日次処理により複数の予実管理テーブルに取り込まれている。また、経理担当者が経理財務のデータをすぐに見たい場合には、ダイレクトアップロードと呼ばれる仕組みを利用してリアルタイムに更新することもできる。

Dr.Sum EAと既存BI製品の位置づけは明確で、総勘定元帳などの大量データを処理する非定型レポート作成にはDr.Sum EAを使用し、ERPから出力される標準財務レポートなどの定型レポートに関しては既存BI製品で提供される。

高速な処理でDr.Sum EAの採用を決定
導入コストも他製品に比べ10分の1に

 Dr.Sum EAを導入した最大の効果はデータ分析のパフォーマンスを向上できたことだ。Dr.Sum EAを導入する前は、必要なデータを情報システム部門の担当者に依頼し、膨大なデータから都度データを抽出してもらう必要があり、非常に時間がかかっていた。

楠氏は、「これまでは、残高のサマリーは保持していましたが、いっきに明細にドリルダウンしたり、さまざまな切り口で分析したりという業務には十分対応できていませんでした。しかし、Dr.Sum EAを導入したことで、予算実績管理データと総勘定元帳データをあわせて5500万件を超えるデータから、勘定科目別、年月別の1年分の明細データを10秒程度で集計することが可能になりました。このデモを最初に経理担当者や担当マネジャに見せたときには、あまりに早いので明細データの集計をあらかじめ作っていたのではないかと疑われたほどです」と話す。

楠氏はまた、「Dr.Sum EAを導入したことで、分析作業や集計作業の時間面、心理面での負荷が大幅に軽減したと担当者にも非常に好評です。また、組織改正や勘定科目の体系を変更したときのシミュレーションができるのは想定外の効果でした」と話している。

さらに導入コストや運用コスト面でも、Dr.Sum EAは大きな効果を上げており、「Dr.Sum EAはサーバーライセンスで導入できるので、ユーザー数が増えれば増えるほどコストメリットは大きくなります。同じ仕組みをほかのツールで作った場合の10分の1で実現できました。ライセンス料を含めた運用コストの負担も大きなものではありません」と楠氏は話す。

ワークフローの自動化を実現
R&Dや営業でのシステム活用の可能性を検討

今後の取り組みについて楠氏は、「現在は調整データを財務経理部担当者がExcelで作成し、Dr.Sum EAサーバーにアップロードしていますが、今後はこのプロセスをワークフロー化しさらに効率化とセキュリティを高めたいと思っています。また、現在稼動中の経営情報システムをDr.Sum EA VisualizerやDr.Sum EA Datalizer MotionChartにて、よりグラフィカルで見やすい情報として提供することも検討中です」と話す。この2つの機能は、2009年中に開発着手を予定している。

さらにその後の展開として、財務経理部門以外へも分析デタを提供できる仕組みを提案していく計画だ。楠氏は、「四半期や月次でのより精緻かつ柔軟な予算実績管理や計画策定を支援するためR&Dや営業の製品ライフサイクル管理や損益分岐点のシミュレーションのための機能補完など、さらにDr.Sum製品の有効活用を推進していきたいと思っています」と話している。

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