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導入事例

 様に導入

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  • コスト

ライオン株式会社 | 導入事例 | ウイングアーク1st

 様に導入

ライオン株式会社

将来の帳票基盤の軸としてSVF/RDEを導入
わずか2週間で97帳票の設計・移行を実現、開発生産性が10倍に

  • SVF

  • 化学

Before

帳票出力に関しては、これまでサブシステムごとに帳票出力を行っていたため、使用するプリンターへの出力プログラムもバラバラという問題がありました。

After

帳票システム全体を管理できるRDE の機能は、Windows 標準搭載のスプール機能を流用している他社製帳票ツールに比べきわめて優れており、将来の大規模帳票運用に向けて必要な要件を充分満たしています。

ライオン株式会社

統合システム部
副主席部員
宇都宮 真利 氏
導入背景

●ITコスト効率向上と最適化を目指したメインフレームのスリム化

●全社共通の帳票基盤の開発

●拠点プリンターの置き換え

導入ポイント

●他システムとの連携容易性

●GUI による開発生産性の向上

●帳票運用管理機能の充実さ

導入効果

●わずか2週間の短期導入を実現

●開発生産性が従来の10倍に

●ログ取得・管理による運用面の強化

導入製品

SVF / RDE / SVF Connect SUITE

帳票の基盤化を見据えたプリンターのリプレース対応
優れたシステム連携性と、GUI設計で実現する高い生産性を評価

ITコストの効率化と最適化を目指しホストをスリム化
共通して利用できる帳票基盤を開発

明治期に石けんおよびマッチの原料取次事業を営む「小林富次郎商店」としてスタートし、創業約120年の歴史を持つライオン株式会社。オーラルケア製品の「クリニカ」や解熱鎮痛薬「バファリン」、洗濯用洗剤「トップ」などのブランドを通じ、人々の暮らしを応援し続けている。

同社が、現在のライオン株式会社の形になったのは1980年のことだ。それまでは、主に石鹸や洗剤を製造・販売する「ライオン油脂株式会社」と、歯みがきなどのオーラルケア製品や薬品を製造・販売する「ライオン歯磨株式会社」の、それぞれ独立した兄弟会社だったが、ヘルスケア事業・ハウスホールド事業を展開する総合日用品メーカーとして合併した。以来30年間、業界トップクラスの地位を築いている。

同社の成長を支えてきた基幹情報システムは、合併時に構築したメインフレームがベースとなっている。もちろん、事業展開に合わせて機能拡張は続けてきたが、近年、ITコストを効率化・最適化するために、メインフレームのスリム化が大きな課題となってきたという。

この課題に取り組むため、「次期システム構想」プロジェクトがスタート。開発体制は、EA(Enterprise Architecture)に基づき、「開発運用基盤」「システム基盤」「データ基盤」「業務基盤」という4つのチームで進められている。同社 統合システム部 副主席部員で、システム基盤チームに所属する宇都宮 真利氏は、「なかでも帳票出力に関しては、これまでサブシステムごとに帳票出力を行っていたため、使用するプリンターへの出力プログラムもバラバラという問題がありました。そこで、将来的にはオープン環境ですべてのシステムから利用できる帳票基盤の開発が必要ということで、帳票ツールの選定を進めていました」と語る。

プリンター切り替えで帳票開発が前倒しに
生産性、連携性が優れたSVF/RDEを選定

それまでの帳票出力は、ホストやサーバー側からプリンターの制御コード(LiPS)を出力し、印刷する仕組みだった。そのため開発工数が多く、LiPS開発から帳票設計、出力テストまで含めると、プリンター1機種につき4人月ほどかかっていたという。工数がかかるため1度特定のプリンター向けプログラムを作ったら、なかなか手直しもできない。

当初、計画では2010年以降に帳票基盤の開発に着手する予定だった。それが一変したのは、2008年7月のことだ。リースしていたプリンター100台が、リース期間終了と共に、別メーカーのプリンターを導入することになった。それまでの帳票出力の仕組みは、前メーカーのプリンター制御コードに最適化されていたため、別メーカーのものになると、出力できなくなってしまう。そこで、プリンターの切り替えと同時に、以前から構想していた帳票基盤の開発を前倒しで進めることとなった。

「帳票ツールの選定は、(1)開発生産性、(2)運用管理機能の充足度、(3)ERPとの連携性、(4)既存の電子帳票システムとの連携性という4つの軸で検討しました。最終的にウイングアークのSuper Visual Formade(SVF)およびReport Director Enterprise(RDE)を選んだのは、すべての選定項目で高評価であり、協力SI企業からの評価も高かったというのが理由です」(宇都宮氏)という。

具体的には、GUIによるわかりやすい帳票設計機能のほか、きめ細かいドット単位の設定など、操作容易性・機能性共に高評価。「かつては、LiPS設定ファイルに印刷条件を指定し、テスト印刷をする作業を繰り返していたので、GUI設計による生産性向上が期待できました」(宇都宮氏)とのことだ。

さらに決め手となったのは、連携性が高いこと。同社の業務システムサーバーマシンであるSolarisに唯一ネイティブ対応し、オンライン処理ができるのは、ウイングアークが提供するUNIX用ファイルインターフェイスモジュール「Universal Connect/X」に同梱されている「UC/X Single」のみだった。また、大量スプール管理のほか、帳票システム全体を管理できるRDEの機能は、Windows標準搭載のスプール機能を流用している他社製帳票ツールに比べきわめて優れており、将来の大規模帳票運用に向けて必要な要件を充分満たしていた。

開発・移行期間はわずか2週間
SVFで帳票開発生産性は従来の10倍に

SVFの採用が決定し、2008年10月下旬から帳票基盤開発と業務システムとの連携に着手。対象となったのは、「生産・購買管理システム」と、「需給・補給管理システム」の2つ、移行すべき帳票は97帳票だった。プリンターの切り替え時期が迫っている関係上、帳票移行期間は約2週間しかなかった。

そこで、新たに設計すべき帳票のフォーマットを整理し、23種類のフォーマットに集約して開発することに決定。このうち3種類は、2つのシステムで共有して使うフォーマットであり、サーバー側の帳票データにフォームをオーバレイさせ、出力させるというものである。具体的には「生産実績」や「在庫出荷管理」などの帳票だ。「Universal Connect/Xなどを使うことで、全体の開発工数はかなり圧縮され、帳票設計に約4日間集中しました。当初はオーバーレイ帳票の設計に時間がかかり、ウイングアークの技術サポートから指導を受け、2日間くらい費やしたと思います。それでも、GUI設計によって生産性が向上したため、予定どおりにリリースできました」と宇都宮氏は振り返る。実際、開発工数は多く見積もっても7人日で、以前と比べると10倍以上の生産性向上が実現したという。

1日平均300帳票/500枚の出力を実現
将来的には現行10倍以上の出力を予定

帳票出力の仕組みは、図のとおり、新たなプリンターを使っている各拠点と、従来のプリンターを使っている拠点と2つが併用されている。SVF/RDE側は、各オフィスや工場にあるクライアントマシンから帳票出力指示が出されると、サーバーから指定されたプリンターに帳票を出力する仕組みだ。現在、SVF/RDEからの帳票出力を行っているのは、本社のほか、全国6カ所の営業拠点、国内工場4拠点、製造子会社4拠点の計15拠点で、1日の平均出力枚数は300帳票/500枚だという。切り替えに際しては「基本的に、サーバー側の処理を追加した形になるので、業務現場から見ると、単に『プリンターを更新した』というイメージです。切り替え時から今まで、業務上で支障はまったくありません」と宇都宮氏は語る。

RDEのログ取得をベースに、より強固な運用を実現すると共に、将来的にはオープン基幹システムが実現した際、4000クライアントで現行の10倍以上の出力パフォーマンスを持つ大規模帳票基盤として、さらなる活用を考えている。

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