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パタゴニア

 様に導入

アウトドア アパレルのリーダー、ホスティング ソリューションで
コミュニケーションを強化

アウトドア アパレルとギアの世界的メーカーであるパタゴニアは、世界中の社員の共同作業体制を支援するため、ユニファイド コミュニケーションの新しいソリューションを必要としていました。IT スタッフは、旧式のメッセージング ソリューションをアップグレードする必要もありました。マイクロソフトの次世代のオンライン サービスのことを知り、最新バージョンの Microsoft Office Professional Plus デスクトップ スイートを含む Microsoft Office 365 を評価することにしました。同社は Office 365 のテスト使用経験に基づき、社員がより効果的にコミュニケーションし、より良いデザインを生み出すことを期待しています。また、Office 365 が IT コストの削減、ビジネス継続性の強化、環境保護イニシアチブのサポートにも役立つと考えています。

<状況>

パタゴニアは、クライミング ギアを提供する小さな会社を引き継いで 1972 年に設立され、今では世界的に認められたブランドに成長しました。同社はトレイルラン、スキー、クライミング、サーフィン、スノーボード向けにウェアやギアをデザイン、製造、販売しています。米国カリフォルニア州ベントゥーラに本拠地を置き、南北アメリカ、ヨーロッパ、日本で確固とした地位を築いています。市場には、国際的流通業者、卸売業者、小売店、カタログ販売、電子商取引などの複数のチャネルで商品を提供しています。

パタゴニアにとって、環境保護への自社ブランドとリソースの投入は、最高のアウトドア製品の提供と同じように重要です。同社は環境保護の重要な問題に取り組み、専門家に貴重な知見やアイデアを提供しています。顧客は、1 つ 1 つのパタゴニア製品がその製品ライフサイクル全体を通じて環境に与える影響をオンラインで追跡できます。また、同社はビジネス活動を通じて最適な持続可能性の実践に努めています。

同社のコミュニケーションは、電子メールと従来の電話が主流でした。サードパーティ製のビデオ会議ツールが一部の会議室にありましたが、たまに使用される程度で、広く使われてはいませんでした。プレゼンス、インスタント メッセージング、オンライン会議などのユニファイド コミュニケーション機能は未採用で、社員間、外部のベンダーやサプライヤーとのコミュニケーションの遅れに悩んでいました。

たとえば、デザイン作業をパタゴニア本社で開始しても、デザイン過程で世界中のオフィスの社員が参加する必要があります。デザイナーは、デザイン過程で他のメンバーにそのイメージを見せなければなりません。パタゴニアのグローバル IT チームと戦略を担当する技術部門責任者である Michael Busch 氏は次のように述べています。「写真のやり取りでは、外観が正確に伝わらないことがあります。電子メールが読まれていなければ、スケジュールが遅れる原因になります。当社には、社員がデザインに関連する共同作業をリアルタイムで簡単に行えるソリューションが必要です。また、重要なことですが、すべての社員が簡単にアクセスでき、誰もがビデオ会議を利用できるコミュニケーション ソリューションを必要としています」

IT スタッフには、パタゴニアの環境保護イニシアチブ「ドライブレス」プログラムをサポートするコミュニケーション ソリューションも必要でした。この世界規模のプログラムは、通勤に自転車やバスなどの代替交通手段を使用することにより、二酸化炭素排出量を削減することを社員に訴えるものです。このイニシアチブの一環として、同社では社員に在宅勤務の機会もより多く提供しています。

パタゴニアの直面する課題には、旧式ソリューションのアップグレードもありました。IT スタッフは、社員の生産性を向上させるためデスクトップの Microsoft Office 2003 を最新機能の Microsoft Office 2010 にアップグレードしようとしていました。メッセージング ソリューションの信頼性を向上させるには、旧式サーバーのハードウェアを入れ替え、Microsoft Exchange Server 2003 メッセージング ソリューションを Microsoft Exchange Server 2010 にアップグレードすることを考えていました。パタゴニアのネットワーク運用管理者兼インフラストラクチャ サービス責任者を務める Stoops 氏は、次のように述べています。「現行バージョンの Exchange と Office をアップグレードする時期が来ていることは理解していました。ただ、少人数のIT スタッフと旧式サーバーでは、アップグレードにどれくらいの時間と費用がかかるのか心配でした」
旧式テクノロジと急増するコミュニケーションや共同作業のニーズを解決するため、同社はオンプレミスとクラウドベースの両方のマイクロソフト テクノロジを検討しました。IT スタッフが求めるソリューションは、アップグレード作業や、メンテナンス業務 (サーバー メンテナンス、セキュリティ更新、ウイルス対策やスパム対策のテクノロジなど) の負担を軽減し、ビジネスの継続性に対するエンタープライズ クラスのサポートと信頼性を提供できるソリューションでした。

<ソリューション>

マイクロソフトが次世代のクラウドベース サービスを発表したことを受け、パタゴニアはマイクロソフト認定ゴールド パートナーであるダインテック サービスから Microsoft Office 365 の詳しい情報を得ました。Office 365 は、Microsoft Exchange Online、Microsoft Lync Online、Microsoft SharePoint Online のクラウド ベース版と Microsoft Office Professional Plus デスクトップ スイートの最新版をまとめたものだとわかりました。Stoops 氏は、次のように述べています。「Office 365 が選択肢に加わり、当社はすぐに飛びつきました。クラウドこそ求めていたものでした」

まず初めに、ダインテックはパタゴニアを Office 365 早期導入プログラムに参加させ、パイロット プログラムの実行と同社の移行戦略の評価を支援しました。パイロット プログラム参加者は、Office 365 ポータルから直接 Office Professional Plus デスクトップ スイートをダウンロードし、最新の Microsoft Office 2010 アプリケーションを利用できます。同社の場合、Office 2003 からのアップグレードなので、Office Professional Plus へのアップグレードは大きな前進となり、社員の生産性も向上すると IT スタッフは確信しています。

「パイロット プログラム参加者からは既に、Microsoft Outlook 2010 の電子メールと予定表管理機能の改良と新しい機能について反響がありました。財務チームからの報告によると、Microsoft Excel 2010 のスプレッド シートでは、拡大された行と列や、改良された条件付き書式ツールをすぐに利用できます」(Stoops 氏)。ノート作成プログラムである Microsoft OneNote は Office 2003 デスクトップ スイートにはなかったため、パイロット プログラム参加者は OneNote 2010 のノートブックがノート作成やチームの共同作業にどのように役立つのかについても調査しています。Busch 氏は次のように付け加えました。「特に印象的だったのは、Outlook などの他の Office アプリケーションと OneNote 2010 との統合性です」

Office 365 のオンライン サービスをテストするため、ダインテックとパタゴニアの IT スタッフは Office 365 の管理 Web ポータルを利用して Lync Online と Exchange Online を構成しました。パイロット プログラム参加者は、Lync Online の機能 (インスタント メッセージング、PC 間通話、オーディオ会議、ビデオ会議など) を利用して、同僚とすぐにリアルタイムでコミュニケーションすることができました。社員は、ほとんどの Office アプリケーションと SharePoint サイトに表示されるプレゼンス インジケーターや連絡先カードを使用して、これらの機能にアクセスできます。

「電子メール メッセージと電話の従来のコミュニケーション手段では、もう十分ではありません。社員は PC でチャットし、すぐに共同作業に移行できる機能を望んでいます。しかも、これを事実上どこからでも行うことを望んでいます。Lync Online は、当社にとってはじめてのユニファイド コミュニケーション ソリューションですが、リアルタイム コミュニケーションはビジネスに大きな成功をもたらしてくれると確信しています」(Busch 氏)。たとえば、Lync Online を使用すればすぐにビデオ会議にアクセスできるため、製品デザイナーはインスタント メッセージのチャットをワンクリックでビデオ会議にエスカレーションして、製品のはっきりした外観を他のデザイン関係者と共有できます。Stoops 氏は更に付け加えます。「Lync Online では、世界中の社員にすばやく連絡し、リアルタイムでビジネスや製品の決定を行い、チャットをその場でグループ会議にエスカレーションできます。必要に応じてビデオを使用すれば、意思決定プロセスを迅速化できます」

さらに、「ドライブレス」プログラムの一環である在宅勤務を選択する社員が増えているため、このような社員が、Office アプリケーションと SharePoint Online のコミュニケーション機能を利用すれば、すぐに同僚を見つけて連絡することができます。

Exchange Online では、Outlook 2010 の強化された機能 (スレッド ビュー、メール ヒント、予定表プレビューなど) を使用して受信トレイを管理できます。大量の電子メールに対応できるよう、メールボックスのサイズは 25 倍になっています。つまり、Exchange Server 2003 で現在設定される平均的な上限値は 500 ~ 1000 MB ですが、Exchange Online では 25 GB (Office 365 の既定値) になります。

Microsoft SharePoint Online はパタゴニアにとって新しいソリューションであるため、IT スタッフはダインテックと協力して、社員に最も適した戦略を開発しています。目標は SharePoint Online を導入し、ドキュメント共有とチームの共同作業体制を実現することです。これにより、社員がドキュメントを電子メールに添付して送信する必要がなくなります。インターネット接続環境を利用できない社員は、Office Professional Plus の Microsoft SharePoint Workspace 2010 を使用すれば、オフラインで SharePoint Online ファイルとドキュメント ライブラリにアクセスできます。Stoops 氏は次のように述べています。「SharePoint Online と Office Professional Plus の共同作業支援機能を使用すれば、ビジネス プロセスの機会が増えると思います」

ダインテックは、パタゴニアの IT スタッフがこのパイロット グループのエクスペリエンスを評価して、次のステップと時期を決定できるよう支援します。また、パタゴニア社員にトレーニングを提供し、Office Professional Plus の新機能や Office 365 のオンライン サービスとのシームレスな接続方法について、詳細な情報を提供します。パタゴニアはこのトレーニングにより導入が加速されることを実感できます。Stoops 氏は次のように述べています。「最終目標は、オンプレミスの Exchange インフラストラクチャをゼロにし、電子メールをクラウドに移行することです。当社は Office 365 でこの目標を達成できると確信しています」

<メリット>

パタゴニアは Office 365 への移行を心待ちにしています。移行により、社員のコミュニケーションと共同作業体制が強化され、結果的に、デザイン関係の決定が速くなり、さらには二酸化炭素排出量削減の取り組みにも役立つものと期待しています。IT スタッフは、管理とコストを削減するとともに、ビジネスの継続性が向上し、ライセンス価格が予測可能になることを期待しています。Stoops 氏は次のように述べています。「機能、ユーザー単位の価格、オンプレミスのサーバーを社内でサポートする機会費用を調査しましたが、Office 365 が当社のビジネスに最適であると考えています」

リアルタイムのコミュニケーションで意思決定を迅速化

Lync Online は使いやすく、社員が自分の PC からアクセスできます。このため、ビデオ会議設備の制限や電子メール メッセージの未読による遅れを減少させることができると、パタゴニアは期待しています。Stoops 氏は次のように述べています。「ビデオ会議などの Office 365 の機能により、社員がリアルタイムで意思決定でき、問題解決に要する時間が短縮され、さらには製品の市場投入を加速できる可能性もあります」

「ドライブレス」プログラムのサポートにより、二酸化炭素排出量を削減

「ドライブレス」プログラムは、自分たちが環境に与える影響に責任を持とうとする、パタゴニアとその社員による環境保護プロジェクトのもう 1 つの実施例です。Office 365 と Office Professional Plus のコミュニケーション機能やコラボレーション機能により、同社はより多くの社員に自宅で仕事をする柔軟性を提供できます。それにより、自動車通勤が減少し、二酸化炭素排出量を削減できます。Busch 氏は次のように述べています。「社員が自宅や社外で仕事をできるように、柔軟な働き方の選択肢を提供する必要があります。この取り組みには、Office Professional Plus などの Office 365 の機能が欠かせないと考えています」

IT 管理とコストを削減

Office 365 を使用すると、企業は新しいサーバー ハードウェアにかかる将来のコストを回避できます。IT スタッフは、メッセージングとコミュニケーションに関する IT 機能のほとんどをマイクロソフトに委任できます。マイクロソフトでは、これらのソリューションをサポートする専門のリソースとデータ センターが用意されています。Stoops 氏は次のように述べています。「更新プログラム、毎日のサーバー メンテナンス、ウイルス対策の更新に自分たちの時間を費やすのは、IT リソースの上手な使い方ではないと思います。これらの作業をマイクロソフトに委任できることは、当社にとって非常に魅力的です」

IT スタッフは、Office、Exchange、Lync、SharePoint の各ソフトウェアの将来的なアップグレード関連の作業やコストについても、心配する必要はありません。Office 365 では、これらのテクノロジの最新バージョンを利用できます。これにより、パタゴニアは社員に最新の生産性ソリューションを提供できます。「アップグレードが必要になる時期について、常に考えていました。Office 365 を使用すれば、マイクロソフトが製品で培ってきた多彩な経験を、当社の環境維持と最新状態の保持に活かすことができます。今では、ほとんどの場合、単にサービスのコンシューマーでいることができます」と、Busch 氏は述べています。パタゴニアの試算では、関連インフラストラクチャとソフトウェアの将来のアップグレードに対するコスト削減額は 300,000 米ドルを上回ります。

IT スタッフは、サードパーティ製ソフトウェアとサービスについて、年間約 15,000 米ドルのコスト削減も期待しています (Exchange Server 2003 を実行するサーバーのスパム対策、ウイルス対策のアプリケーション、バックアップ サービスなど)。

これらの時間とコストの節約のおかげで、パタゴニアでは小人数の IT スタッフを、メッセージングやコミュニケーション サービスの維持ではなく、ビジネス戦略に関連する IT プロジェクトに従事させることができます。Stoops 氏は次のように述べています。「マイクロソフトのデータ センターに管理を委任することで、当社は販売アプリケーション、新しいガバナンスや規制プロセスへの準拠などの、重要なビジネス プロジェクトに注力できます」

ビジネスの継続性にエンタープライズ クラスの信頼性を提供

パタゴニアは、Office 365 により、高度なスパム対策とウイルス対策、地理的冗長性を備えたデータ センター、24 時間年中無休の IT 管理者向けの電話サポート、返金制度を備えた 99.9% の稼働率を保証するサービス レベル契約を利用できます。Stoops 氏は次のように述べています。「マイクロソフトが用意するインフラストラクチャによって、クラウド内のデータが保護され、ビジネスの継続性に対応する、より強固なセキュリティと信頼性を確保できると確信しています。Office 365 の価格を調べましたが、当社では、これと同じ水準の IT サービスを同じコストで提供することはできません」

予測可能で柔軟なライセンスを実現

ユーザー単位に提供される Office 365 サブスクリプション ベースの月額制サービス プランにより、ビジネス ニーズに応じて予測可能でスケーラブルなライセンスを利用できます。Office Professional Plus は、この Office 365 の月額サブスクリプションに含まれるため、別途 Microsoft Office の契約を管理する必要はありません。Busch 氏は次のように述べています。「サブスクリプションに含まれる Office は、Office 365 のすばらしいメリットです。これにより、ボリューム ライセンス契約や更新を気にすることなく、常に最新バージョンの Office を使用できます」
Stoops 氏は次のように結論付けています。「Office Professional Plus と Office 365 のオンライン サービスの機能によって生産性が向上し、それにより当社がさらに前進できることを期待しています」

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