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導入事例

 様に導入

  • クラウド
  • 効率化

株式会社大塚商会

 様に導入

大塚商会の売り上げを支える営業社員が使うタブレット ソリューション
Windows 8 でさらなる売り上げアップをねらう

株式会社大塚商会

株式会社大塚商会

スマート デバイス の活用が注目されている中、企業は自社のシステムを本当に活用できる端末の選択を検討し始めています。株式会社大塚商会の LA事業部では、2013 年 2 月にいち早く約 200 台の日本HP 社製「HP ElitePad 900」タブレットを導入。自社の営業活動の効率化を実現する一方で、顧客企業が活用できる Windows 8 を中心としたソリューションの開発も進めています。

<導入の背景とねらい>
大企業向けの営業組織として
管理および運用面に強い Windows 8 を採用

田中 修 氏

株式会社大塚商会
LA事業部
取締役 兼 上席執行役員
LA事業部長
田中 修 氏

オフィスの IT 化 を中心としたソリューションを提供している株式会社大塚商会 (以下、大塚商会) では、さまざまな営業組織があります。その中で、LA (Large Account) 事業部は企業や官公庁、教育機関などに、Windows を核にしたシステムやソリューションをマルチ ベンダーで提供してきました。

さまざまな商材を扱っている大塚商会では、営業の効率を上げることが従来からの大きな課題となっており、スマートフォンやタブレット端末を活用することは数年前から検討されていました。「お客様のさまざまなニーズに対応するためにも、営業の効率を上げるためにも営業社員がすぐに応えられる体制にしたいと思っていました。そこで、タブレットの導入を検討しました」と、株式会社大塚商会 LA事業部長の田中 修 氏は話します。

2011 年 4月に、大塚商会はすべての営業社員に対してスマートフォンやタブレット端末を配布しましたが、LA事業部では従来どおり Windows 7 が搭載されたノート PC を使って営業を行っていました。「我々のお客様のほとんどは、Active Directory の環境でシステムを構築されています。お客様の目線で考えれば、Active Directory で管理しにくい端末を使っている営業を信頼してもらえるのか、という疑問がありました。現在は機能やセキュリティを充実させて大塚商会ならではの活用をしていますが、当時はセキュリティにかかわる機能制限や Microsoft Office を使えないといった点で導入を見送ることを考えていました」 (田中 氏)。

LA事業部がこだわったのは、タブレット端末は単なるカタログを見せるためのものではなく、従来のノート PC を置き換えるものでなければならないということでした。複数台のデバイスを利用するのではなく、社内システムとシームレスに連携でき、オフィスの中から外出先までのすべての業務を 1 台で利用できる環境を作ることで、事業部の営業活動を効率化し、顧客企業に質の高いソリューションを提供することを目指したのです。そのために Windows 8 を活用することが最適だと考えた田中 氏は、「Windows 8 が開発されているという情報はあったので、LA事業部の営業社員と議論を重ねて、タブレット端末の導入は Windows 8 の登場まで待つことにしたのです」と話します。

<導入の経緯>
アプリケーションの配布を行う
Windows 8 Deployment の利用も検討

小川 伸一 氏

株式会社大塚商会
LA首都圏営業部
首都圏特販グループ
次長
小川 伸一 氏

Windows 8 リリース後の 2012 年秋から導入を検討し始めた LA事業部では、バッテリー駆動時間や重量などを精査し、ジャケットを利用すれば約 19 時間の駆動が可能な日本HP の「HP ElitePad 900」を採用。約 200 台の導入を 2013 年 2 月から進めています。「我々としては、Windows 8 の利便性や Windows 8 を中心としたソリューションをお客様の前でそのままアピールできるという点も重要でした。そのため、どこよりも早く本格導入し、自らが活用する必要がありました」と田中 氏は話します。

導入はスムーズに進み、「セットアップに最初は手間取りましたが、1 台セットアップしてしまえば、後は問題なく作業を進めることができました」と株式会社大塚商会 LA首都圏営業部 首都圏特販グループ次長の小川 伸一 氏は話します。LA事業部では、Windows 8 Enterprise が採用されていますが、Enterprise にした理由を小川 氏は次のように話してくれました。「アプリケーションの配布を行う Windows 8 App Deployment が利用できるなどの管理面でのメリットもあったため、Enterprise を採用しました」。

さまざまな機能を活用して LA事業部の業務を効率化し、顧客企業のニーズに合わせたソリューションを提供するために、USB ドライブから Windows 8 を起動できる「Windows To Go」、未許可のアプリケーションの実行を禁止する「AppLocker」、Windows Server と組み合わせて実現する「DirectAccess」の強化などの豊富な機能を利用できることも Windows 8 Enterprise を選択した理由の 1 つと言えます。

また、Windows 8 の導入に際して、操作などの教育は必要なかったと田中 氏は話します。「自分も使い始めたころには迷うことがありましたが、一度慣れてしまえば非常に使いやすいと感じています。営業社員に特別な教育をする必要はなく、各自が自分で操作を覚えて使いこなしています」。

大塚商会が開発した Windows 8 アプリ一覧

大塚商会が開発した Windows 8 アプリ一覧[拡大図]新しいウィンドウ

案件管理

案件管理[拡大図]新しいウィンドウ

<導入効果>
移動時間の有効利用で営業効率を向上
Windows 8 アプリ開発も行う

下條 洋永 氏

株式会社大塚商会
マーケティング本部
MSソリューショングループ
課長
下條 洋永 氏

導入後の営業活動の効率化について小川 氏は、「ちょっとした空き時間にメールや新規情報のチェックをしたり、必要な各種申請を行えるなど、非常に効率的になっていると思います。ハードウェアのスペックの影響もあると思いますが、Office 文書の閲覧や編集もすばやく行えると感じています」と話します。また、「これまでノート PC は重くて持ち歩きたくないと言っていた人も、タブレットなら持ち歩いてもよいと言い出していますね」と小川 氏は話してくれました。ノート PC よりも軽量で起動も速く、ピクチャ パスワードでキーボードを使わなくてもサインインでき、電車の中でも立ったまま利用できることで、移動中に苦もなく作業を行えることが営業の効率化に大きく貢献しています。田中 氏も、「LA事業部では都内の各地をピン ポイントで動き回る必要があり、電車での移動が多くなります。移動中の時間を有効に利用できることで効率は非常に高まっています」と話します。

Windows 8 の機能についても、LA事業部では幅広く活用しようとしています。移動中に持ち歩く端末として紛失や盗難時の情報漏えいを防ぐ「BitLocker/BitLocker To Go」の活用はもちろん、「DirectAccess」などの活用も考えていると小川 氏は説明します。「リモート アクセスはもともと利用できるようになっていますが、Windows 8 と「DirectAccess」でもっとシームレスな連携が行えるのではないかと評価および検討を行っています。これらの機能を活用して LA事業部で使いこなしていくことで、お客様に新たなソリューションを提供することも考えています」。

社内の資産をそのまま利用できることも Windows 8 の利点の 1 つです。小川 氏は、「プラットフォームを変えてしまうと、フォントの違いなどでレイアウトを作り直す必要がありました。やはり OS 自体が変わってしまうと、細かなところで苦労する必要が出てきますが、Windows 8 タブレット端末では従来の資産をそのまま使っても問題ありませんでした」と話します。

大塚商会では、マイクロソフトのクラウド サービス Microsoft Office 365 に独自のサービスやサポートを付加した「たよれーる Office 365」を提供していますが、これらのソリューションを Windows 8 のタイル画面で利用できるように Windows 8 アプリを開発していることも大きな特長の 1 つです。マーケティング本部 MSソリューショングループ課長の下條 洋永 氏は、Windows 8 アプリ開発の目的を次のように話します。「Windows 8 のインターフェイスでは、天気やニュース、ゲームなどをタイルで表示できますが、これらの情報だけでは遊びやプライベートの情報を扱うだけと捉えられがちです。Office 365 の Microsoft SharePoint Online などを使ったポータルをわざわざブラウザーなどを開かなくても利用できるように Windows 8 アプリで提供することで、Windows 8 のインターフェイス自体が企業ポータルになれば、タイル画面が企業にも有効であることをわかってもらえます。また、常に持ち歩くデバイスでは Office 365 などのクラウド サービスが最適であることや、我々がこのようなサービスを提供できることを示すためにもサンプル アプリを作成しました」。

アプリ開発について下條 氏は、「Microsoft Visual Studio で開発が行えるというのは当然ですが、Windows 8 アプリではインターフェイスやデザインをしっかりと考える必要があります。これまでのようにエンジニアだけが考えるのではなく、デザイナーを入れたり、デザイン コンセプトを作って開発することが重要ですね。1 回作ればコツはある程度わかるので、その意味でもサンプル アプリを作った意味は大きいと思います」と話します。また、田中 氏も「単にタブレットになったから使いやすくなったというだけでなく、Windows 8 の特長やインターフェイスを活用できるソフトウェアやソリューションを使わないと意味がありません。Windows 8 のタイル画面を企業ポータルとして活用するというのは、その入り口になるものだと思います」と話し、これらの便利な使い方を LA事業部でも実践しながら使い方の手本となることで、顧客ニーズに応え、業績を上げていくことにつながることを説明してくれました。

ぱーそなる たのめーる

ぱーそなる たのめーる[拡大図]新しいウィンドウ

大塚商会ITオンラインセミナー

大塚商会ITオンラインセミナー[拡大図]新しいウィンドウ

<今後の展望>
社内システムの効率を上げる本当の道具として
Windows 8 タブレットが使われていく

「我々が率先して開発を行い、Windows 8 の活用を見せることで利便性を理解してもらい、大塚商会が開発支援も含めたお手伝いができることを示すことができると考えています」と下條 氏は、開発したサンプルの Windows 8 アプリを多くの人に体験してほしいと話します。

今回の Windows 8 の導入について田中 氏は、「スマート デバイスの登場によって、これまで持ち出し機器を認めていなかった企業もデバイスを持ち出して活用するようになってきました。しかし、本格的に活用するためにはアプリケーションを作りこんだり、特別な管理手法を使わなければなりません。今後は、 "活用できそう" だからスマート デバイスを選ぶのではなく、 "必要だから" Windows 8 を選ぶというようになっていくと思います。社内システムの効率を上げる本当の道具として、Windows 8 タブレットが使われていくと考えています」と話します。他のデバイスではこれまでの業務で利用したり、資料を利用するために手間をかける必要があり、タブレットとともに紙の資料を持ち歩くケースも少なくありませんでした。しかし、Windows 8 であれば、ドッキング ステーションを利用して社内の机の上から社外の営業までを 1 つの端末で利用することができるようなるため、LA事業部がその使い方の見本となっていきたいと考えています。

大塚商会の LA事業部では、営業社員が自らの経験を基に、的確な説明で顧客に課題解決や利便性を説明できることを目指しています。今後も Windows 8 の活用を進めていくだけでなく、新たなテクノロジーをいち早く取り入れて優れたソリューションを開発し、わかりやすい形で開発支援から運用までを提供していきます。

空いた時間に立ったままメールチェックや見積確認することで営業効率を向上

空いた時間に立ったままメールチェックや
見積確認することで営業効率を向上

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