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導入事例

 様に導入

  • クラウド
  • 効率化
  • 最適化
  • コスト

株式会社ミロク情報サービス

 様に導入

Windows 8 と docomo Xi LTE で営業社員のワーク スタイルを改革し、労働時間の適正化と業務効率の向上を実現
BCP への対応や営業力強化による顧客基盤の拡大も目指す

株式会社ミロク情報サービス

株式会社ミロク情報サービス

株式会社ミロク情報サービスでは、2013 年 8 月後半までに約 500 台のパナソニック製コンバーチブル PC「Let'snote AX2」を、営業社員をはじめ、カスタマー サービスやシステム エンジニア職の社員に配布する予定です。NTTドコモの docomo Xi LTE (以下、Xi) 対応 SIM が内蔵されたコンバーチブル PC で Windows 8 を活用することで、営業社員などの労働時間の適正化と業務効率化を実現。OS や機種、通信キャリアを統一することで導入および運用コストの低減も目指すほか、ワーク スタイルの変革によるさまざまな効果にも挑戦しています。

<導入の背景とねらい>
モバイル デバイスを模索して タブレット端末を導入するも、
UI の問題などで本格導入を断念

株式会社ミロク情報サービス
経営管理本部
業務改善推進室長
執行役員
牧野 博史 氏

サーバーやネットワークなどの情報インフラ構築から業務アプリケーションの提供、保守管理までをトータルに提供している株式会社ミロク情報サービス (以下、ミロク情報サービス) は、2012 年 10 月 31 日に東証一部に上場し、着実な成長を遂げています。同社では、2009 年から社内のさまざまな部署のメンバーを集めたプロジェクトを推進し、業務改善や改革に努めてきました。また、インターネットを利用したビジネス モデルなどが多様化する中、2011 年度から 2013年度までの第二次中期経営計画では「顧客基盤と安定収入の拡大」を経営ビジョンとして、さまざまな環境に柔軟に対応できる経営基盤の確立を目標としてきました。

「業務改善プロジェクトでは、特に外回りの多い営業社員の労働時間の適正化に力を入れて試行錯誤を繰り返していました。中期経営計画を実現すべく、お客様に対してクラウドやマルチ デバイス対応のサービスを開発し展開していく中で、モバイル デバイスを社内でも活用できないかと考え始めました」と株式会社ミロク情報サービス 経営管理本部 業務改善推進室長 執行役員 牧野 博史 氏は話します。

ミロク情報サービスの営業社員は、基本的にお客様先に出向いている時間が長いのですが、業務報告や翌日以降のお客様向け提案資料の作成などのために会社に戻る必要があるなど、労働時間が長くなってしまうことが課題となっていました。また、会社に戻らなければ顧客の要求や課題に対応できない場合もあり、迅速な対応を行って営業力を高めることも必要と考えられていました。「我々に限らず、セキュリティを気にして安全性を重視することでモバイル デバイスの導入を躊躇する企業は多いと思います。しかし、試行錯誤していく中で、やはりモバイル デバイスを活用してアポイントまでの待機時間や隙間時間、電車などでの移動時間を有効活用する必要があると考えました。認証取得している情報セキュリティ マネジメント システム (ISMS) に準拠することを前提としたうえで、労働時間の最適化を図るために、外出先で社内と同じ仕事ができる環境をモバイル デバイスで実現したいと考えました」 (牧野 氏) 。

2011 年からミロク情報サービスは、モバイル デバイスの活用を目指して、いくつかのタブレット端末を試験的に導入していました。プレゼンテーションや動画、カタログをこれらのデバイスに入れ、状況に応じて顧客の求めるものを提示できる販売促進用の端末としての活用を目指しましたが、この計画はうまくいかなかったと牧野 氏は説明します。「プレゼンテーションとしては使いやすかったのですが、業務報告などを外出先で入力するためにはユーザー インターフェイスが良くないという多くの意見が出てきました。また、共有デバイスとして試用していたのですが、利用ルール作りがうまくいかず、特定の人しか活用できないなど、期待した効果を十分に得ることができませんでした。やはり Windows ベースのタブレットまたはコンバーチブル PC のほうが良いというのが現場の要望でした」。

<導入の経緯>
最新の Windows 8 と Xi の組み合わせた「Let'snote AX2」で
社外でも社内と同じ環境を提供

2012 年 10 月に Windows 8 がリリースされると、これらの課題を解決する期待がミロク情報サービスでも高まってきました。「社内システムやアプリケーションとの親和性が高いことを考えれば、我々の業務用端末の OS は Windows 以外には考えられませんでした」と話す牧野 氏は、プレゼンテーションとしてのタブレット活用にも対応できる OS として Windows 8 に期待し、2014 年 4 月の Windows XP のサポート終了に対応するためにも、営業社員用の PC を Windows 8 で統一しようと考えたと説明します。「Windows 8 搭載の Let'snote AX2 なら、2 つのデバイスを持ち歩くことなく、ノート PC として利用しながらタブレットとしても活用できると思い、営業社員のモバイル デバイスの方向性が一気に決まっていきました」。

Ultrabook を中心にさまざまな端末を検討したミロク情報サービスでは、重量やバッテリなどの多様な要素を比較して「Let'snote AX2」の導入を決めました。Windows 8 を搭載したコンバーチブル PC である Let'snote AX2 であれば、PC のようにキーボードで入力したり、タブレットのように片手で持ちながら操作できるなど、さまざまな使い方ができます。また、有線 LAN や VGA アダプターなどの社内のインフラを変えなくても導入できるコネクタがそろっていることや、SIM 内蔵であることも Let'snote AX2 を選択した決め手となりました。

「外部の LTE ルーターの場合は紛失や故障の可能性があるため、SIM モデルのほうが楽に運用できると考えました。また、我々は日本全国に支社・営業所を配置し事業展開しているため、Xi に対応していることも決め手の 1 つでした。都市部だけなら他の通信キャリアでも LTE を利用できますが、やはり地方での LTE のカバー率は NTTドコモが強いと思います。携帯電話でも NTTドコモを利用しているので窓口を一本化できるということも利点だと考えました」 (牧野 氏) 。

ミロク情報サービスでは、NTTドコモのサポートも受けながら、2013 年 8 月後半までに 約 500 台の Let'snote AX2 を導入し、顧客対応を行っている営業社員などで活用できるようにする予定です。これまで、ミロク情報サービスでは PC などの調達が各部門長の裁量で決められていたため、社内の Windows のバージョンや機種がバラバラとなっていましたが、今回の Windows 8 の一括導入によって統一されたクライアントを導入していくことも決められました。牧野 氏は、「会社の方針が決まったことによって、一括購入でき、コストの削減につながると考えています。また、管理や運用面など、情報システム部におけるサポート業務の軽減にも期待したいですね」と話します。

<導入効果>
今後の活用を社員自らが考え
意識と行動を変えて業務改革を行う

Windows 8 と Xi の組み合わせでコンバーチブル PC を活用することで牧野 氏は、「社内でしかできないことを外出先でもできるようになると思います。お客様先でうまく活用して欲しいですね」と期待しています。従来からミロク情報サービスでは、商品やサービスのデモンストレーションに専用のノート PC を使っていましたが、今後は高パフォーマンスの自分専用の Windows 8 端末でデモンストレーションやカタログの提示が行え、提案書や見積書の修正なども迅速性を高めていくことができるようになります。また、顧客が求めるデータなども社内に戻らずに Xi 経由ですぐに取り寄せたり、必要な書類をその場で作成することができ、顧客の課題を迅速に解決することで販売機会を失うことなく、営業力を強化できることも大きなメリットとなります。

「モバイル化の大きな目的は労働時間の適正化」と話す牧野 氏は、「2014 年 3 月の今期末までには、1 人 1 時間の残業時間の削減を目指したいですね。今後、50 年企業や 100 年企業を目指すためには、社員が健康で生き生きと働けることが理想です。会社の魅力を高めるためにも今回のモバイル デバイスの採用は大きな力となるはずです」と今後の導入効果に期待を寄せます。

そのためには、決まりきった考え方だけでなく、社員自らが活用法を考えることが重要だと牧野 氏は話を続けます。「もちろん、運用ルールをある程度決めて環境を提供しますが、現場で活用しながら IT リテラシーを高め、労働時間の適正化やコスト削減につながるアイデアを出してほしいと思っています。社員自身の意識と行動が変わらなければ、業務改革にならず、せっかく導入した最新技術も無用の長物となってしまいます。試行錯誤しながら新たな活用モデルを作り上げていくことが重要です」。

既にテスト期間を通じて導入効果には大きな手応えを感じていると説明する牧野 氏。現場からは、「起動時間が早くてストレスがなく楽だ」「お客様先でタイムリーに問題を解決できる」などの高評価が得られていると言います。また、営業社員が最新の OS と LTE を使ったデバイスを利用することによって、意外な効果も期待していることを牧野 氏は明かします。「営業社員が自ら最新のデバイスを活用するモデルとなることで、お客様の興味を惹くことにも期待しています。我々のビジネスはお客様との信頼関係が重要ですので、自分たちが最新のテクノロジーを使うことによって、たとえば Windows 8 に興味を持っているお客様に適切なアドバイスを行うことができるようになることも効果の 1 つと言えるでしょう。最新技術の引き出しが増えることでお客様の信頼を得られ、さまざまなビジネスの展開を期待できます」。

導入に関しても、Windows 8 であれば従来の資産を活用できるため、スムーズに行えます。「Windows以外のタブレット端末を本格導入することになったら、導入に非常に大きな手間がかかるうえ、さまざまなデバイスを管理する保守コストもかかったと思います。Windows 8 がリリースされ、Xi を活用できる SIM モデルのコンバーチブル PC が登場してくることで、最適なタイミングで OS、通信キャリア、機種を統一することができるようになったと感じています」 (牧野 氏) 。

<今後の展望>
Windows 8 を十分に活用することで
さらなる業務改善と顧客基盤の拡大を目指す

今回導入する Windows 8 コンバーチブル PC は営業社員必携のデバイスとなるため、BitLocker で暗号化が行われ、USB メモリなども BitLocker To Go で暗号化して運用するようになっています。また、プリインストールの Windows 8 Pro を Windows 8 Enterprise にアップグレードするミロク情報サービスでは、DirectAccess などの機能にも興味を持っていると言います。「モバイル デバイスを活用する前にセキュリティを気にしてしまいがちですが、基本的にデバイスにデータを置かなければセキュリティ面の不安は軽減できます。今回は仮想デスクトップ環境を構築し、IRM (Information Rights Management) と Web アプリケーションを組み合わせて、より安全にワーク スタイルを変革できるように注力してきました。次の展開としては、現在検証中の DirectAccess を活用することも考えています」と牧野 氏は話します。

NTTドコモに対して「Xi のエリア拡大を今後も進めてほしいですね。また、今回の導入や運用のパートナーとしてもさまざまな提案を行ってほしいと思います」と話す牧野 氏は、今後のビジネス展開について次のように話してくれました。「中期経営計画にもある新規顧客拡大に向けて、新たなテクノロジーを使うことで営業力の強化を図ります。そのためには、Windows 8 コンバーチブル PC を導入したら終わるのではなく、十分に活用することで運用とリテラシーを構築していかなければなりません。営業社員の利用頻度などのデータをしっかりと取って、活用を促進し取り組んでいきたいと思います。また、BCP も視野に入れて、Windows 8 と Xi をベースに災害時にも事業継続できるようなしくみも作っていく必要があります。ペーパーレス化や将来的な変化にも柔軟に対応できるワーク スタイルの変革も目指していきます」。

ミロク情報サービスは、今後も自らが最新のテクノロジーを活用することによってサービスや商品の開発を進め、顧客によりよいシステムやソリューションを提供し続けていくでしょう。

Windows 8 コンバーチブル PC 「Let'snote AX2」 (Xi 対応モデル) は、普段はノート PC として利用し、商談などではタブレットとして活用
Windows 8 コンバーチブル PC 「Let'snote AX2」 (Xi 対応モデル) は、普段はノート PC として利用し、商談などではタブレットとして活用

Windows 8 コンバーチブル PC 「Let'snote AX2」 (Xi 対応モデル) は、普段はノート PC として利用し、商談などではタブレットとして活用

Windows 8 コンバーチブル PC 「Let'snote AX2」 (Xi 対応モデル) は、普段はノート PC として利用し、商談などではタブレットとして活用

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