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マンダリン オリエンタル ホテル グループ

 様に導入

マンダリン オリエンタル、5,000 人のユーザーを Microsoft Office 365 に移行


ビジネス状況

世界最高級のラグジュアリー ホテルを所有および経営するマンダリン オリエンタル ホテル グループ (以下「マンダリン オリエンタル ホテル」といいます) は、過去 20 年にわたり世界の主要ビジネス センターと行楽地に事業を拡大してきました。現在ではアジア、ヨーロッパ、北米に 28 のホテルを所有し運営しています。

ホスピタリティ ビジネスは独特なもので、24 時間年中無休の環境下で運営されます。

移行前は、これらの各施設で独自のオンサイト サーバーを実行していました。サーバー数は 25 ~ 40 台で、同時に 2 ~ 3 ダースのアプリケーションが実行されており、グループの IT チームは 24 時間体制でメンテナンスを行う必要がありました。

さまざまな施設を所有し管理しているということは、ホテル サーバーやアプリケーションのアップグレードが不規則になるということであり、寄せ集め的なアプローチは、信頼性の低下、コストの上昇、トレーニングや開発に関する課題、企業成長の鈍化、共同作業の制限といった問題をもたらしていました。

さらに、高まる IT コンシューマライゼーションの動向は、スタッフがモバイル デバイスとの間で安全にドキュメントを共有し電子メールを受信するためには、モバイル コミュニケーション ソリューションが必要であることを示していました。

マンダリン オリエンタル ホテルの IT インフラストラクチャおよび情報セキュリティ担当副社長である Raju Daryanani 氏は、次のように述べています。

「東洋の精神をもって世界にサービスを提供することは、香港の文化を世界中に広めるということです。つまり私たちは、いつでもどこからでも、デバイスに関係なく、適切に接続を確立し、効果的に通信を行う必要があるのです」。

Raju Daryanani 氏
マンダリン オリエンタル ホテル グループ
IT インフラストラクチャおよび情報セキュリティ
担当副社長

ソリューション

マンダリン オリエンタル ホテルは、コミュニケーションと共同作業支援システムを単一のクラウド ベースのサービスに統合することが、このような複雑な IT 環境全体の効率を高め、適時のサービス アップグレードを確保するための最適な方法だと考えました。

さらに、これらのサービスを資本経費ではなく運営経費とすることで、IT 投資の予算化や管理がより簡単になります。

他のベンダーを検討したうえで、マンダリン オリエンタル ホテルは、各アプリケーションに求める機能を提供すると考えられる唯一のソリューションである Microsoft Office 365 を選択しました。

「Google などの他のベンダーも検討しました。しかし Google には、マイクロソフトが提供する機能をすべて備えているわけではないという問題がありました。たとえば、生産性に影響を及ぼすエンタープライズ クラスの共有予定表機能が Google にはありません」と、Daryanani 氏は述べています。

メリット
コストと時間の大幅な節約

グループの IT チームは、多数の電子メール サーバーの世話と、支社間のユーザーの移動 (ホテル業界ではよくあることです) に伴うメールボックスの移動の管理に、毎月各ホテルにつき 20 時間を費やしていました。

「IT スタッフはさまざまなことを担当します。電子メール サーバーの管理は、彼らにとっては単なるアルバイトのようなものです。Office 365 があれば、彼らはもうこのような仕事をしなくて済むのです」(Daryanani 氏)

「私たちはしばらくの間、ホテル内のサーバーの仮想化に取り組んでいました。これは、設置面積を減らし、ホテル運営の複雑さを軽減するための取り組みです。コスト削減については、ホテルごとに 5 年間で $300,000 から $500,000 の削減が可能だと見積もっていました。Office 365 であれば、これ以上のコスト削減が期待できます」(Daryanani 氏)

社内の共同作業とソーシャル ネットワーキングの強化

Lync Online を使用すると、仮想スタッフ会議がさらに便利になります。また、Yammer を使用すれば、別々のホテルのスタッフがより自由にやり取りを行って共通の問題を解決しベスト プラクティスを共有できるソーシャル チャネルが提供されます。

SharePoint Online では、スタッフが、別々の場所にいても同じドキュメントを同時に編集できるので、業務効率が向上します。

モバイル デバイスに対するサポートの追加

マンダリン オリエンタル ホテルの古い電子メール サーバーがスマートフォンに対応できないため、ホテルの上級スタッフは困難な状況に陥っていました。

自分のデスクがあっても、多くのスタッフは 1 日中ホテル内を動き回り、さまざまな場所から電子メールに応答する必要があります。

Exchange Online の大きなメリットの 1 つは、BlackBerry、Windows Phone 8、その他すべてのスマートフォンを含め、ユーザーが使用しているすべてのモバイル デバイスをサポートするという点です。

大幅な信頼性の向上

以前のシステム停止でグループの施設の 1 つにおいて長時間にわたってお客様と連絡が取れなくなったことを思い出し、Daryanani 氏は、24 時間年中無休の業務には、ダウンタイムはとうてい許容し得ないものだと指摘しました。「Office 365 に関しては、マイクロソフトを頼ることができます。99.9% のサービス レベル契約 (SLA) により、私たちはもう、そのような状況に対処しなくて済むのです」と、Daryanani 氏は述べています。

もう 1 つのメリットは、メールボックスのサイズです。

「Exchange Online では最大 25GB のメールボックス記憶域が提供されます。これにより、電子メールを自分の PC の PST ファイルに保存するユーザーに対処しなくて済むので、管理が容易になります。これで、すべてが 1 か所に保存されるようになるので、ユーザー メールボックスに必要に応じて訴訟ホールドを導入できます」と、さらに同氏は述べています。

企業成長拡大の可能性

クラウドへの移行は、グループの戦略的な差別化要因になることがわかっています。

「今日の多くのホテルはきわめて大きく、部屋数はだいたい 300 から 400 です。しかし、建設中の新しいホテルの多くはこれよりずっと小さく、部屋数は 100 から 150 といったところです。

部屋数 500 の設備用に設計されたテクノロジ関連の設置面積を部屋数 100 の設備に合わせて縮小するのは大変難しいことです。大幅なコスト削減は見込めないでしょう」と、Daryanani 氏は説明しています。Office 365 ソリューションによってグループは、必要な投資を削減し、成長を続けるのに適した体制を整えることができました。

二酸化炭素排出量の削減

電子メールや他のシステムを Office 365 に移行することで、マンダリン オリエンタル ホテルはオンサイト サーバーを廃止できるようになり、冷却や大規模なサーバー ルームの必要性が低下しました。「これによりコストが減っただけではありません。マイクロソフトのデータセンターは私たちのデータセンターより効率的に稼働するので、二酸化炭素排出量も減りました」。(Daryanani 氏)

マイクロソフト コンサルティングが提供するサポート サービスであるクラウド バンテージ サービスを利用することで、グループは、Office 365 への移行の初期段階を成功裡に開始し、世界中のホテルに対する導入計画を立てることができました。

2013 年末までに、グループは 1,500 人のユーザーをクラウドに移行し、Exchange Online 経由で電子メールを、Lync Online 経由でメッセージングおよび会議を行えるようにします。これは、グループの企業オフィスすべてと、主にグループが所有するホテルを対象とします。

今年後半には、グループは SharePoint プラットフォームをクラウドに移行します。また、展開を管理対象のホテルにも拡大し、来年には Office 365 ユーザーの総数を 5,000 まで押し上げる予定です。

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