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ステーキハウス 神楽

 様に導入

Office 365 を活用し、コストを抑えつつ高機能な予約メール システムを実現。すべてお客様に、さらに心地よく食事を楽しんでいただくために、顧客管理を円滑化

ステーキハウス 神楽

ステーキハウス 神楽

株式会社 宗味が運営するステーキハウス 神楽は、「アメリカにあるジャパニーズ レストラン」をイメージし、最高ランクの神戸牛など、確かな食材を、鉄板焼きの華やかなパフォーマンスと細やかな接客で楽しむことのできる人気店です。客席の約 8 割が予約で埋まるという同店では、お客様から寄せられるご予約のメールにいかに遅滞なく対応していくかということに苦心していました。そして、2012 年夏。既存のシステムにトラブルが増え始めていたことを受けて予約システムのリニューアルを決断。新しいソリューションとして選ばれたのは、月額数百円から利用できるビジネス向けクラウド サービス Microsoft Office 365 でした。

<導入の背景とねらい>
お客様のご予約状況などを全店で確実に共有し、より「楽しい」店づくりを促進

阪神淡路大震災からの長い復興に区切りをつけようとしている神戸市三ノ宮の地で、一際賑わいを見せている飲食店が、株式会社 宗味の運営するステーキハウス 神楽 (三ノ宮店) です。お客様に「楽しさ」と、「美味しさ」を提供することをモットーとするこのお店は、鉄板焼きのパフォーマンスや店内の気さくな雰囲気を楽しむお客様で溢れ、メニューには、兵庫県の誇る神戸牛をはじめ、すべて兵庫および近県で獲れるこだわりの食材が揃えられています。

ステーキハウス 神楽
統括部長・総料理長
木田 隆裕 氏

ステーキハウス 神楽
三ノ宮店
山田 辰一 氏

ステーキハウス 神楽 統括部長・総料理長 木田 隆裕 氏は、こうした店づくりについて次のように話します。
「1992 年に本店をオープンした当初からお客様に『楽しさ』を提供することをコンセプトとしてきました。店舗設計も、企業の接待にもご利用いただける空間と、ご家族連れでも気楽に楽しんでいただける空間を、常に両立させてきました。食材も、『中西牧場』という素晴らしい牧場と契約させていただき A5 ランクの神戸牛の中でもさらに、霜降り度合を図る BMS (ビーフ マーブリング スタンダード) という 12 段階の判定基準のうち 10 級以上のものを厳選して仕入れているほか、特選黒毛和牛や輸入牛まで用意し、メニューの幅を広げています。やはり、高級な食材だけでは気楽に楽しんでいただけませんし、低価格な食材だけでは満足していただけません。明石直送の魚介や兵庫自慢の米なども合せて、お客様に本当に楽しいお食事を提供することに努めてきました」。
店内は企業の重役から、家族連れ、若い女性の 1 人客まで幅広い層で常に盛況。お客様のリピート率は高く、席数の約 8 割は、常に予約で埋まっていると言います。そして、この予約の管理に、1 つの課題があったと木田 氏は続けます。
「お客様とシェフのコミュニケーションはとても重要です。そのため、4 店舗すべてのカウンターに立つ私の場合など、どのお客様が、どこのお店にいらっしゃるかといった情報を、できる限りスムーズに確認する必要がありました」。
ステーキハウス神楽では過去、すべての予約を電話で受け付けていましたが、6 年前に Web サイトを公開し、掲示板機能を付けたところ、掲示板に予約申し込みを書き込まれるお客様が増え始めたと言います。
「しかし、掲示板にご予約をいただいても、お客様への返信ができませんし、社内での共有も難しかったのです。そこで、地元の IT パートナーである株式会社 SD モバイル (以下、SD モバイル) さんに相談して、コストを抑えつつ Web の予約システムを構築しました」。
しかし、Gmail への転送などを活用したそのシステムで社内全員へのメール共有を図るためには、個々のメールを全員に転送する必要があった上、運用を重ねていくうちにメール不達などのトラブルも発生するようになってしまったと言います。
そこで 2012 年の夏に Web 予約システムのリニューアルを決断。SD モバイルから提案された解決策が、マイクロソフトのクラウド サービス Microsoft Office 365 の Exchange Online 活用でした。

<システム概要と導入効果>
スマートフォンとタブレットを活用して、顧客管理をスマートに

株式会社 SD モバイル
安木 一正 氏

ステーキハウス 神楽の新しい予約システムは、Office 365 の Exchange Online をメール システムとして採用し、お客様が、Web の予約フォームに記入した情報を、スタッフ全員で共有するメールアドレスで受信。Outlook やスマートフォンの予定表に自動的に反映させることで、4 店舗のスタッフ全員が間違いなく日々の予約状況を把握できるようになっています。
このシステムの運用を任されたステーキハウス 神楽 三ノ宮店 山田 辰一 氏は、新しくなったシステムの良さについて、次のように説明します。
「第一に、アルバイトも含めて、毎日のお店の状況を確実に共有できることが良かったです。『今日はいつもより忙しいので頑張ろう』というように、一致団結してスタートを切ることができますから。次に有効だったのは、顧客管理が簡単になったことです。受領した予約メールへ、スタッフの誰が返信したかも自動的に分かりますので、連絡漏れがなくなりましたし、予定表を色分けしてどのシェフが担当していたお客様か一目で分かるようにしました。さらに、次回のご予約に対応できないシェフが、ほかのシェフに伝言したいこと……たとえばお客様のお好きな食材なども予定表の中に自由に追記できますので、すごく助かります」。
また、メールと予定表をスマートフォンやタブレットに同期できることが重要だったと、山田 氏は続けます。
「私たちの業務では、バックオフィスで PC を開いている時間がありません。けれど、スマートフォンやタブレットであれば、移動中にも確認できます。便利さがまったく違います。私もあまり PC を使う方ではないのですが、スマートフォンは普段から使っていますので (笑)」。

大企業並みのシステムを、月額数百円で導入

SD モバイルの安木 一正 氏は、「Office 365 が前回のシステム構築時に存在していれば、およそ 10 分の 1 のコストで実現できたはず」と頭をかきます。
「今回導入させていただいた機能の多くは、Exchange Server の利点として昔から存在していました。しかし、コスト的に中堅以上の大きな企業でないと導入が難しかったのです。しかし、今は Office 365 をわずかな月額費用で利用できます。だからこそ、自信を持って提案することができました」。
この話を受けて、木田 氏は次のように続けます。
「私たちは IT のことは、ほとんど分かりません。今回も、お店の業務をいかに回していくかという視点からいろいろと要望を伝えて、対話を重ねて、使いやすさなども実際に確認させていただいて完成させることができました。これはやはり SD モバイルさんのように、相談に乗ってくれるパートナーがいたからこそ可能だった話です」。

<今後の展望>
メール活用による接客の ”文面化“ でスタッフの接客教育を促進

木田 氏は最後に、今回の Office 365 導入によって、メール活用が深まったことで、予想外の効果もあったと話します。
「私たちは料理人ですから、どちらかというと理論よりも感覚で行動している部分が多いんです (笑)。いろいろな立場のお客様がいらっしゃいますので会話も気を遣いますし、お客様の体調や雰囲気などを全身で感じながら接客させていただいていますので、マニュアル化は難しいのです。しかし今はご予約のメールに対する返信など、スタッフの誰でも打てるようにある程度の定型文を用意したり、私が返信した文面を読んで皆が参考にしてくれたりすることが、スタッフの教育にも役に立っていることを実感しています。非常にありがたいですね」。

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