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日揮プラントイノベーション株式会社

 様に導入

国内 EPC&M における No.1 のエンジニアリング サービス企業が実践する厳格なプロジェクト マネージメントに、Microsoft Project が 10 年以上にわたって貢献

写真: 日揮プラントイノベーション株式会社

日揮プラント
イノベーション株式会社

日揮プラントイノベーション株式会社は、日揮プラントソリューション株式会社と日揮プランテック株式会社が統合し、日揮グループ関係会社中最大のエンジニアリング サービス企業として 2013 年 7 月 1 日に、新たなスタートを切っています。世界のトップ エンジニアリング コントラクターである日揮と深いつながりのある同社は、「技術+誠実=信頼」という理念を掲げ、お客様のプラントを設計・調達・建設から診断・保守まですべてのステージでベスト パートナーとして数々の実績を築いてきました。そして、その実績を支える厳格なプロジェクト マネージメントの一角において、"社内標準ツール" として長年にわたって活用されているツールが、Microsoft Project なのです。

<導入の背景とねらい>
プロジェクトの成功に欠かせない、厳格な工程管理を、
優れた操作性でサポートするツールとして重用

写真: 牧野 格 氏

日揮プラント
イノベーション
株式会社
国内プロジェクト
事業部
工事管理部
部長
牧野 格 氏

写真: 木船 雅富 氏

日揮プラント
イノベーション
株式会社
保全・診断事業部
保全・診断部
部長代理
木船 雅富 氏

日揮プラントイノベーション株式会社 (以下、日揮プラントイノベーション) は、国内 EPC&M ビジネスにおける No.1 企業として、国内、海外でのケミカル、バルク・食品、ガス処理、燃料・備蓄、空港給油、石油・石油化学分野に数多くの実績を築き上げています。

2013 年 7 月 1 日に、日揮プラントソリューション株式会社と日揮プランテック株式会社が統合し、日揮グループ関係会社中最大のエンジニアリング サービス企業として新たなスタートを切った同社は、2 社の統合によるシナジー効果として、設備診断までを含めた EPC&M をトータルにサポートする体制を実現。プラントの基本設計 (FEED) から、設計 (E)、機材調達 (P)、建設 (C) およびメンテナンス (M) まで、各専門技術を有機的に結集し、日揮で培った豊富な経験、ノウハウを駆使して統一した思想の基に一貫した責任体制でプロジェクト マネージメントを遂行しています。

日揮プラントイノベーションの礎となった 2 社は、統合される以前から高いエンジニアリング能力と、厳格なスケジュール管理 (工程管理) などにより、EPC&M 分野、設備診断分野において、数々の実績を築き上げ、お客様の深い信頼を勝ち得てきました。

日揮プラントイノベーション 国内プロジェクト事業部 工事管理部 部長 牧野 格 氏は、プロジェクトにおける工程管理の重要性について、次のように話します。
「プラントの建設が万一遅れれば、お客様に損害が発生してしまいます。当社としては、工程に遅れをきたすことはできません。建設現場における安全確保、そしてプラントの品質の担保は当然のこととして、まず第一にスケジュール管理の徹底が求められます。そのために管理ツールを使い、工程表を組み上げます。こうして、きちんとスケジュールを可視化することでボトルネックとなる部分も発見できるようになります。品質を守り、工期を守る。この 2 点を確実にするために、工程管理を重視しています」。
工期の遅れなど一切許されないシビアなビジネス環境の中、日揮プラントイノベーションでは グループの中枢である日揮株式会社が独自に開発した Construction Management System (以下、CMS) と併せて、10 年以上にわたって Microsoft Project が活用されてきたと、牧野 氏は続けます。

「当社では古くから、スケジュール管理に Microsoft Project を活用してきました。率直な評価として『操作性が良く、現場のエンジニアにとって使いやすいソフトウェアである』と思います。私は最近現場に出ていませんが、振り返ってみると、自分でもかなり使い込んでいましたね。複雑なプロジェクトであっても、たとえば『お客様の立会いの有無』や『危険物の使用』など、工事ごとの特性をリソースに書き込んでおくと後でフィルタリングできるため、非常に便利だったことを覚えています」。

このように操作性の高さなども評価され、3 年ほど前から、Microsoft Project は日揮プラントイノベーションにおける "コーポレート スタンダード" に指定され、社内に広く活用されてきました。

そして世界的に IT システムの効率化が進む今、日揮プラントイノベーションの IT システムにも「クラウド化の波が訪れようとしている」として、同社 エンジニアリング本部 IT 部 部長 後藤 慈德 氏は、1 つの可能性を示唆します。それが、Microsoft Project のラインアップとして、新たに加えられたクラウド サービス "Project Online" の活用です。
「私たちも今、IT システムのクラウド化について、評価検討を始めています。その他、Windows や Microsoft Office のアップグレードも検討しています。そうした中で、Microsoft Project のバージョン アップも必要になるでしょうし、Project Online を正式に選択することでバージョン アップ作業のわずらわしさを回避する可能性もあります」。

<Microsoft Project の効果と Project Online の可能性>
Excel などにも通じるインターフェイスで現場にも浸透。
クリティカル パス法に沿った、充実のスケジュール管理機能

写真: 後藤 慈德 氏

日揮プラント
イノベーション
株式会社
エンジニアリング
本部
IT部
部長
後藤 慈德 氏

Microsoft Project 活用のメリットについて、牧野 氏は次のように話します。
「先ほども言いましたが、やはり使いやすさが一番のポイントです。細かい機能を他と比較することよりも、現場で実際に活用されることが優先されますので、Excel などの Office 製品と似通った操作性であることは、高く評価できると思います。Excel で工程管理される方もいますが、Microsoft Project であれば、入力を忘れた個所に追加入力すると、他の関連個所も自動的にアップデートされるといった利便性も得られます。クリティカル パス法 (CPM) を使ったスケジューリングとして非常に満足しています」。

Microsoft Project では、タスク名とそれぞれの作業期間、そしてタスクの前後関係と各担当者名を記入すれば、自動的にスケジュール表 (ガント チャート) が作成されます。さらに、状況報告日を起点として、スケジュールの遅れを判断し、残りの工程について自動的に再スケジューリング。「遅延信号」の表示などによって、どのタスクが危ないのか警告します。

さらに Excel と連携してピボット テーブル ビュー、チャート、グラフ、および図を作成することも可能となっており、プロジェクトに関する情報の、広範な伝達を容易にしています。
プロジェクトの工程管理に関する、こうした機能の充実が、長年にわたって日揮プラントイノベーションにて活用されてきた理由であると言います。

さらに牧野 氏は、続けます。
「当社のプロジェクトでは、多い時で 1,000 を超えるタスク数を扱います。工事の進捗に予定とのズレが生じた場合など、どこがボトルネックになっているのか、どこが改善すべきポイントなのか追いかけていくわけですが、タスク数が多くなると、それだけ手間がかかります。最新の Microsoft Project では、タスクの依存関係も可視化されるようになっており、さらに便利になっていると感じました。10 年近く前に初めて使用した Microsoft Project からバージョン アップを重ねて "Microsoft Project" という製品名に相応しく、内容を充実してきた印象です。個人的には、担当者ごとの超過タスクなどを見つけ、人員の平準化を促すことができる『チーム プランナー機能』が一番気になっています」。

Microsoft Project は、プロジェクト マネージメントのさまざまな側面のうちでも、特に工程管理に優れていると牧野 氏をはじめとする多くのユーザーに評価されてきましたが、最新の Microsoft Project 2013 へと進化を重ねる中で、ポートフォリオ マネージメントに関する機能を充実させてきました。そして、Microsoft Project 2013 においては、工程管理も「人」を中心に据えたマネージメントが行えるよう配慮した機能が揃っています。
牧野 氏が挙げた「チーム プランナー機能」も、その 1 つ。ドラッグ アンド ドロップの簡易操作でチーム メンバーにタスクを割り当てながら、各自の作業負荷も確認できるため、無理のないリソース配分が、スムーズに行えるようになっています。

人数単位でライセンス契約できて、すぐに使えるクラウド版

そして、"2013" になってもっとも大きく変化したことが、前述した Project Online の登場です。

マイクロソフトのビジネス向けクラウド サービス Microsoft Office 365 の一部としてラインアップされた Project Online では、最新の Project Server 2013 の機能をすべて活用し、充実した EPM (エンタープライズ プロジェクト管理) を実践できることはもちろん、将来にわたって、常に最新のバージョンが提供されるメリットがあります。
また、ユーザー単位でライセンス契約できるため、短期間のプロジェクトにおいて、一時的に契約人数を増やすといった活用が容易になります。

同社 保全・診断事業部 保全・診断部 部長代理 木船 雅富 氏は、「保全・設備診断業務は、ごく短期間のプロジェクトとなるため、適した管理ツールを模索してきた」と前置きし、Project Online への期待を次のように話します。
「私の部門でも、Microsoft Project は活用してきましたが、管理ツールに何を利用するかは、基本的にはお客様のご要望しだいです。
私たちの担当する保全・設備診断業務は、建設と比べて、短期間でプロジェクトを終える必要があります。そうした条件下で、使い勝手のいいツールを模索してきた経緯があります。しかし最近は、お客様の方から管理ツールとして Microsoft Project を指名されることが増えています。全国 8 拠点の地区事務所を通じてフレキシブルに活用していく上で、サーバーを立てる手間もなく、ライセンス契約だけで活用できるクラウド サービスまでラインアップされているのは、ありがたいことだと思います」。

日揮情報システムが持つノウハウを活用して
EPC&M に特化したトレーニング マニュアルも作成

日揮プラントイノベーションでは、保全・診断事業部のほか、まだ Microsoft Project に慣れていない部署での今後の活用を見据えて、操作トレーニングの準備を進めていると言います。

このトレーニング用のマニュアル作成などのサポートを行っているのが、日揮グループの日揮情報システム株式会社 (以下、日揮情報システム) です。同社も、社内において Microsoft Project を工程管理の標準ツールとして採用し、深く活用しています。トレーニング用のマニュアルでは、EPC&M に則したシナリオを作成。日揮プラントイノベーションの実務に、そのまま応用できるよう配慮してくれていると、後藤 氏は言います。

「Microsoft Project の操作を含む基本教育を全社的に行っています。一般的なマニュアルには EPC&M に関係したものがほとんど存在しないため、日揮情報システムと相談をしながら、独自のマニュアルを作成しました。業務に関するナレッジと、Microsoft Project に関するナレッジの両方が日揮情報システムに揃っていますので、非常にスムーズに、目指したとおりのものができあがったと思います」。

Microsoft Project のさらなる進化にも期待

後に牧野 氏は、次のように話を締めくくります。
「Microsoft Project に関しては、やはりマイクロソフトの製品であるという安心感も大きいですね。10 年以上前に使っていたツールは、急に日本語版が途絶えてしまいましたが、Microsoft Project に関しては、そんな心配もないでしょう (笑)。先ほども話がありましたが、Microsoft Project の機能が進化しているのを感じています。今後も進化を続けて、より工程管理が行いやすいツールへと育ててもらえるとうれしいですね」。

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