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導入事例

 様に導入

  • コミュニケーション
  • 最適化
  • 機械学習

App Storeランキングが沸騰急上昇――スポーツアプリ「Player!」のPR TIMES活用術

 様に導入

  • 学生スポーツの試合速報をメインにPR。SNSや検索エンジンから継続的に流入を獲得
  • ドラフト会議当日にプレスリリース配信。アプリDL数急増でApp Store 98位に
  • 一番有名なPR TIMESと年間契約。レポート機能を活用でPDCAを推進

スマホアプリ、どうすればもっと使ってもらえるようになるだろうか――。潤沢な広告予算を持つ一部の企業を除き、アプリ開発会社の多くが悩む問題だと思います。

「App Store Best of 2015」に選出されたスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を開発・運営するookamiも、最適なマーケティング手法を模索し続けています。アプリのリリースからしばらく経ちながらも、継続的にアプリ利用者数を伸ばしていくため、これまでにさまざまな施策を試してきました。

そんな中、2017年10月下旬に突如、App Store「トップ無料」のランキングでPlayer!が100位圏内の98位に。「スポーツ」カテゴリでは3位にランクインしました。

急激に増えたPlayer!のダウンロード数。広告を大量に出稿したわけではなく、“ある施策”が奏功した成果なのですが、同社はどのような施策を打ったのでしょうか。

Player!のマーケティング戦略や、ダウンロード数が急増した理由について、コンテンツ担当ディレクターの田中義人氏に語ってもらいました。

ライブ感を味わえるスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」。マイナースポーツ情報も充実

――スマホアプリ「Player!」の特徴について教えてください。  Player!は、ミレニアル世代の若者に向けたスポーツエンターテイメントアプリです。試合の速報をチェックしながら、ユーザー同士がライブチャットでコミュニケーションできる機能を備えています。  「スポーツはライブで観戦することに一番価値がある」と考えています。勝利した瞬間の感動を逃さないため、例えばサッカー日本代表の試合なら、本田圭佑選手がゴールを決めたらすぐにプッシュ通知でお知らせするようにしています。  また、アプリ利用者の興味・関心のあるコンテンツを機械学習でPlayer!を使えば使うほど、自分の興味あるスポーツジャンルの情報を受け取れるようになっていきます。 ――「Player!はこのスポーツジャンルに強い」といったジャンルの強みなどはあるのでしょうか?  最近はマイナーなスポーツや、学生スポーツに力を入れています。  例を挙げると年末年始の「箱根駅伝」や「全国高校サッカー選手権」、「ウインターカップ(全国高等学校バスケットボール選手権大会)」などまで試合結果を速報しています。  そうやって各運動部のOB・OGや選手のご家族などにまで試合結果をお届けし、Player!を必要としてくれる人を増やそうとしているのです。

マーケティング面では、LPとして活用できるWebサイト版のリリースが転機に

――これまで、どのようにPlayer!の利用者数を増やそうとしてきましたか?  Player!をリリースしたのは2015年4月。iPhoneアプリとして使いやすいようにこだわって作り込んだことが評価され、「App Store Best of 2015」に選出され、2016年にはグッドデザイン賞を受賞しました。  けれど、アプリ利用者数は伸び悩んでいました。そこで、リリースから半年ほどは「みんなでつくるスポーツニュース」アプリとして提供していましたが、「スポーツはライブで観戦することに一番価値がある」と考え、試合速報やライブチャットの機能を追加して軸足を移すことにしました。  マーケティング面で転機となったのは、2016年夏にリオデジャネイロオリンピックが開催されたタイミングで、各競技に最適化したUIを作成し、また同時にWebサイト版のPlayer!をリリースしたことです。  iPhoneアプリに加えてWebサイト版も利用できるようにしたことで、Webサイト版の試合結果ページをランディングページ(LP)として活用できるようになりました。  TwitterなどのSNSで「子ども/後輩たちがここまで勝ち進んだ」と試合結果ページのURLを共有できるようになり、そうした投稿からPlayer!のWebサイト版にたどり着き、ダウンロードしてくれる利用者が少しずつ増え始めました。  同じくWebサイト版のリリース後に、検索エンジン経由でPlayer!にアクセスしてくれる利用者も無視できない数になってきました。  流入経路を詳しく調べてみると、マイナーなスポーツや学生スポーツの大会名で検索してきたことが分かりました。それでマイナーなスポーツや学生スポーツの情報を充実させようと考えたわけです。  今後さらに学生スポーツの情報を拡充していくため、Player!を情報発信のプラットフォームとして使ってもらうように連携を開始しました。それを大学生などに使ってもらえれば、試合会場から途中経過をリアルタイムに速報できるようになります。  これまで学生スポーツに取り組む人たちは、試合中はSNSで途中経過を実況し、試合終了後にはホームページに情報をまとめて掲載、OB・OGにはメールなどを使って報告する――といったように、試合の結果を発信するのに複数のツールを使っていました。それらをすべてPlayer!のプラットフォーム上から一元管理できるようになりますから、利用者には「手間が省ける」「便利になった」と喜んでもらえています。

ドラフト会議の速報ページをPR。App Storeで98位のダウンロード数に

――「検索エンジン経由でPlayer!にアクセスしてくれる利用者も目立つように」なったということでしたが、特に2017年10月26日に開催されたプロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)をきっかけに、アクセス数が急増したそうですね。  はい、ドラフト会議当日にPR TIMESを使ってプレスリリースを配信しました。「ドラフト会議 清宮」「ドラフト会議 速報」など、当日に検索されそうなワードを意識してプレスリリースに盛り込みました。  結果として、PR TIMESで配信したプレスリリースのページが検索エンジンで上位に表示され、PR TIMESのサイト内でアクセス数1位になりました。  そのプレスリリースページからPlayer!をダウンロードしてくれる利用者も多かったです。広告を一切掲載していませんでしたが、App Store「トップ無料」のランキングでPlayer!が98位に入りました。「スポーツ」カテゴリのアプリが100位以内に入ることはあまりないので、驚きましたね。  Player!ではこれまでに、延べ1万試合ほどのスポーツの速報情報をお伝えしてきましたが、2017年ドラフト会議のページに最も多くのアクセスが集まり、Player!のダウンロードにつながりました。

PDCAを繰り返すことで探り当てた。今ではPR TIMESが主要な流入経路の1つ

――ドラフト会議やマイナースポーツの大会などの速報を提供する。そのことをPR TIMESを使ってPRするようになったきっかけは?  過去にプレスリリースを配信したことがあり、プレスリリースから新規ユーザーの流入が見込めると分かっていました。それでマーケティング施策の1つとして、プレスリリース配信に力を入れてみることにしたのです。  PR TIMESは、国内のプレスリリース配信サービスの中で一番有名です。そこが導入の決め手になりました。  PR TIMESとは年間契約を結び、しばらくはPlayer!の新機能や、ベンチャーキャピタルからの資金調達に成功したこと、「App Store Best of 2015」やグッドデザイン賞を受賞したニュースなどの情報を発信していました。  それが「高校バスケの最高峰ウィンターカップ2016 『Player!』で全100試合をライブ速報」というプレスリリースを皮切りに、学生スポーツの大会情報なども配信してみることにしました。すると、検索結果ページの上位にPR TIMESのプレスリリースページが表示されるようになり、Player!のダウンロード数が増えることが分かったのです。  もともと社内には、PDCAを何度も速やかに繰り返し、効果的なマーケティング施策を突き止めていこうとする文化がありました。そうしてさまざまな施策を試してみた結果、プレスリリース配信がダウンロード数の増加に貢献しそうだと予想できるようになり、幅広い情報を配信して試行錯誤することで最も効果的なプレスリリースの配信方法を探り当てたわけです。  こうしてPR TIMESを活用し、検索エンジンからスポーツに興味を持つ人を集める施策は非常に効果があることが分かりました。現在は、KPIに主要な流入経路の1つとして「プレス(PR TIMES)」という項目を加え、アクセス数を日々チェックするようにしています。

検索数の多いワードをプレスリリースに盛り込む。レポート機能で結果をチェック

――PR TIMESの使い勝手はいかがですか?  PR TIMESでは、まず即時にプレスリリースを配信できる点も素晴らしいです。そして、配信したプレスリリースページのPV数・UU数などが分かるレポート機能が役立っています。  プレスリリースのタイトルや本文には、Googleでよく検索されるワードを調べて盛り込むようにしています。例えばドラフト会議のプレスリリースでも、「ドラフト会議 2017」「ドラフト会議 速報」「ドラフト会議 清宮」といったワードで検索される傾向にあると事前に調べ、プレスリリースのタイトルや本文中に、こうしたワードを散りばめるように工夫しました。  その結果、実際のPV数がどの程度変わったのか、レポート機能を使えばすぐに分かりますから重宝しています。

試合の前後もPlayer!を使って! 居酒屋での会話を盛り上げるアプリに育てたい

――今後の抱負について、最後にお聞かせください。  「スポーツはライブで観戦することに一番価値がある」というわれわれの考えをお伝えしましたが、今後はライブ観戦の前後にも利用してもらえるアプリになっていきたいと考えています。  これまで知らなかった情報を試合前に知れるコンテンツ、あるいは試合後に居酒屋で「あの場面での○○選手のプレイは……」といった話が盛り上がるようにするコンテンツ。そうしたコンテンツを増やしていくことで、自分の好きなスポーツ、好きなチームについて、もっとワイワイガヤガヤと語り合えるコミュニティへとPlayer!を育てていきたいです。

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