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岩手 ICT リーダーズ

 様に導入

岩手県沿岸地域の活動団体を結び付け ICT を利用して高齢者を中心に地域活性化

「大量の情報を 1 人で作るのは困難です。Office 365 を利用することで、Word、Excel、PowerPoint のクライアントや、その Web 版も使うことができるので、これひとつで自分の都合のよい時間にそれぞれの仕事をしてサイトに資料をアップしておくことで、全体として大きな効果を出すことができますね。」
特定非営利活動法人ゴーフォワードジャパン 大橋 裕司 氏

<導入の背景>
広い県土に ICT で橋を架けて活性化をさせたい

岩手 ICT リーダー交流サイトは、岩手県内の情報化を推進する目的で、それぞれの地域内で ICT 普及に活躍しているリーダー (団体・個人) が互いに交流し情報交換をするための地域ネットワークです。現在、5 団体が加盟しています。

岩手県では、震災からの復旧・復興、さらにはその先にある「希望郷いわて」の実現に向けて、県民、企業、NPO、市町村など、地域社会を構成する多様な主体が活動をしています。NPO 法人ゴーフォワードジャパンの大橋 裕司 氏もこの活動を推進しているひとりです。大橋 氏は務めていた会社を定年退職後、岩手県を中心に地域の ICT 化の支援を行っていましたが、東日本大震災を受けて「普段使っていないツールは災害時には使えない」ということを強く感じ、県内の特に高齢者の方に ICT を広める決意を新たにしたといいます。

<導入の経緯>
活動団体同士の交流を広げる場として交流サイトを構築

大橋 氏が活動をしている中で、それぞれの主体の間で情報交換をすることでベスト プラクティスを共有したり効率的に動いたりするための情報共有の場の必要性を強く感じていたといいます。そんな時、2013 年初頭に岩手県で地域情報化を担当している政策地域部地域振興室 主査 臼井 宏 氏 と日本マイクロソフトに Office 365 を使った交流サイト構築の提案を受けたのがきっかけになり、各団体に独立性を尊重しつつゆるやかな連携の場としての「岩手 ICT リーダー交流サイト」の構築を始めました。

写真

特定非営利活動法人ゴーフォワードジャパン 大橋 裕司 氏(右) と
岩手県政策地域部地域振興室 主査 臼井 宏 氏 (左)

「いままではメーリング リストで地域の情報を配信するようなものはあったものの、団体がお互いに情報交換をするような仕組みはありませんでした」と臼井 氏はいいます。そこで、2 月から 3 月で Office 365 を使ってサイトの構築を進め、県内で課題になっている高齢者の ICT 利用促進を中心的な目標に据え、賛同してもらえる団体を募り一緒に活動をしていくことになりました。

<導入の効果>
3 時間かけて会わなくても遠隔地から共同作業が可能に

今回の取り組みでは、Office 365 を使って、団体の活動を広く世の中に知ってもらうための一般公開用のサイトと、団体内での情報共有や共同作業の場としてのイントラネットの 2 種類が構築されました。団体の中にはホームページを持っていないところもあるので、まず、賛同を得られた、大船渡、久慈、釜石など沿岸部で活動する 5 団体について、写真 2 枚と活動概要を掲載して岩手 ICT リーダーの県内への広報活動に利用しています。

公開用 Web サイト

公開用 Web サイト

イントラネットでは、各団体が行っている講習会のテキスト (教本) を共有したり、活動報告を行ったりしています。シニア ネット・リアス大船渡では、地元の観光スポットについて、現地で写真を撮ったり、地元の人に取材したりして 1 年がかりで Word の報告書にまとめ、地元のボランティア団体や観光関係団体に提供しましたが、大船渡市の補助を受けて実施したこれらの活動の成果について、Office 365 を使って各団体に情報発信しています。各団体はそれぞれの地域内で活動することが多いですが、交流サイトを通じて、ほかの地域でやっているところの情報がはいるようになりました。

大橋 氏も自身も別の取り組みで Google など他社のクラウド サービスを使っていて、遠隔地からやりとりができるなどの便利さはもともと感じていました。Office 365 はそれに加えて Word、Excel、PowerPoint のクライアントや、その Web 版も使うことができるため、報告書作成などの本格的な共同作業ができることに期待を寄せています。

イントラネット サイト

イントラネット サイト

「大量の情報を 1 人で作るのは困難です。Office 365 を利用することで、自分の都合のよい時間にそれぞれの仕事をしてサイトに資料をアップしておくことで、全体として大きな効果を出すことができますね。オンライン会議の Lync も活用していくことで、遠隔地とのコミュニケーションもスムーズになることが期待されます。」(大橋 氏)

「県内の地域のリーダーには、これまで以上に活発に活動していただいています。グループウェアをうまく活用していくことで、活動のアウトプットを大きくできることに期待しています。」(臼井 氏)

<今後の展開>
大学も巻き込んだ地域活性化の仕組み作りを進める

大橋 氏は今後の抱負について次のように語ります。「NPO の活動をしている中で、各地で様々な団体が地域活性化のために活動していることがわかってきました。そういった地域の活動リーダーの方々に交流サイトにどんどん参加していただき、活動の輪を広げていきたい。」また、ゆくゆくは地元の大学とも連携をして、専門家も入った形でのより本格的な活動につなげていきたいといいます。Office 365 を活用した交流サイトを起点として、大橋 氏の夢は広がります。

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