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株式会社イートラスト

 様に導入

新規事業の拡大、人材の多様化、グローバルへの展開。「変化」を社是として急スピードで駆け抜けるために必要な情報管理を、Dynamics & Office 365 で実現

写真:株式会社イートラスト

株式会社イートラスト

株式会社イートラストは 2007 年の設立以来、右肩上がりの成長を続けています。そして 2015 年、成長のスピード感をさらに速めていくために、「商談計画の可視化」と「成長の求心力となる経営ビジョンの社内への浸透」を図るべく、新たに営業支援システムの導入と、基幹業務システムおよび情報共有基盤の刷新という一大プロジェクトに着手。複数のソリューションを比較検討した結果、採用されたのが、Microsoft Dynamics を中心として Microsoft Office 365 を連携活用することで、「見込み案件の可視化」や、現場から経営層までの「双方向コミュニケーション」を可能にするソリューションでした。

<導入背景とねらい>
成長への求心力を高めるために、社内の情報共有環境を改善。多様化した人材に、経営ビジョンを浸透

写真:酒井 龍市 氏

株式会社イートラスト
代表取締役社長
酒井 龍市 氏

写真:酒井 直樹 氏

株式会社イートラスト
取締役兼執行役員
ソリューション開発・新規ビジネス準備担当
酒井 直樹 氏

株式会社イートラスト (以下、イートラスト) は、2007 年に、電気設備の設計・施工等を行う「近藤電機株式会社」と、通信設備の施工・保守等を行う「株式会社酒井無線」の経営統合によって設立されました。
イートラストとして新生して以降は、両社のノウハウを活かした「防災・減災」に役立つ情報システムの開発や、省エネルギー実現するシステム提案などに事業を拡大。2014 年には毎月のように新規の人材採用を行うほどの勢いで、今も成長しています。
しかし、成長を続ける一方で、「社内の情報共有」が新たな課題として浮かび上がってきたと、イートラスト 代表取締役社長 酒井 龍市 氏は言います。
「統合前はそれぞれ 50 ~ 70 名規模の会社でしたので、全社朝礼で会社全体の目標や通達事項などを問題なく共有できましたが、今は違います。事業領域の異なる 2 社が合併している上に、東京、新潟、埼玉、静岡と離れた拠点に、グループ会社を含め、約 240 名が勤務しています。中途採用の人材も増えたことで、社内カルチャーも多様化しました。円滑な経営を進めるために、『現場の声』を的確に把握し、『会社としてのビジョン』を社内に正確に浸透させる工夫が必要になってきたのです」。

■ イートラストにおける「情報共有」の主な課題

  1. 全社員への経営ビジョンの浸透
  2. 営業の商談計画の可視化、および案件管理から財務会計まで基幹業務管理の一元化

イートラストでは、これらの課題を解消するために 2015 年初頭から新しいシステムの導入を検討。プロジェクトを先導した取締役兼執行役員 ソリューション開発・新規ビジネス準備担当 酒井 直樹 氏は、その要点を次のように説明します。

「中でも重視したのが、『商談計画の可視化』と『双方向のコミュニケーション』を実現させることでした。商談計画については従来、個人やチーム単位で、Excel など任意のツールを使って管理されていたため、見込み案件の情報がブラックボックス化していたのです。この点を改め、正確な見通しの下に迅速な経営判断を行っていくことが求められました。また、成長のスピード感を上げていくためには "上意下達" に偏りがちであった社内コミュニケーションを改める必要もありましたが、従来利用していた国産のグループウェアは一方通行の情報確認には適していたものの、双方向で情報を発信するには不向きでした」。

写真:社内イメージ
そしてもう 1 つ、新システム選定においてイートラストが重視したキーワードに「グローバル対応」があります。

自治体向け防災情報システムに河川の水質等を監視する「環境モニタリング」を付加するなど、自然環境への貢献にも積極的に取り組む同社では、日本国内はもとより、アジアおよび周辺の新興国にまで視野を広げており、外務省政府開発援助海外経済協力事業「案件化調査」や JICA の「草の根技術協力事業」に取り組むなどの実績を重ねています。
そこで、グローバルな拠点でも容易に導入できるシステムが求められたのです。

こうした条件の下に複数のシステムを比較検討した結果、イートラストが採用したのが、マイクロソフトのクラウド サービスである Microsoft Dynamics CRM Online と Microsoft Office 365 を連携活用するソリューションでした。

<システム概要と活用のメリット>
Dynamics で、SFA (営業支援) / CRM (顧客管理) から ERP (業務基幹システム) まで一貫した環境を可能に

写真:社内イメージ

写真:社内イメージ

イートラストの「商談計画の可視化」を支えているのが、Dynamics CRM Online です。 同社では、長期的な活用を視野に入れ、Dynamics CRM Online を標準的な仕様のまま活用。数あるテンプレートの中から、業務に適したものを選択し、「入力項目の整理」と「使いやすさへの配慮」を実現。Microsoft Outlook と連携させることで、案件およびお客様情報と、メールのやり取りやスケジュールを一元的に管理できるようにしています。

酒井 直樹 氏は、「業務プロセスの標準化が重要だった」と言います。
「従来の環境では、営業各自の経験と工夫に頼る部分が多く、新入社員の育成に時間がかかるなどの弊害も生じていました。そこで Dynamics 導入と同時に、業務プロセスの標準化に取り組み、新規に採用した人材も、戸惑うことなく活躍できるように改善しました。また、見込み案件が正確に把握できるようになると、技術を担当するチームの人員配分が行いやすくなるなど、さまざまなメリットが生まれていきます」。

さらに、「Dynamics 特有の、大きなメリットがある」と直樹 氏は続けます。

「システム刷新の第 2 段階として、スクラッチ開発した旧基幹システムと、市販のパッケージを使っていた財務会計まで、データ連携が可能な、より効率の良いシステムの構築を予定しています。その点、Dynamics には、ERP (業務基幹システム) ソリューションである Dynamics AX もラインアップされているため、SFA (営業支援) / CRM (顧客管理) から ERP まで、一貫したシステム環境を実現可能です。これは、他社の SFA / CRM ソリューションにはない特長です。Dynamics CRM Online を採用することで、今後の可能性が大きく広がりました」。

スマートフォン + クラウド サービス活用で営業のスピード感をアップ

そして、「双方向のコミュニケーション」を支える情報共有基盤として Dynamics と連携活用されているのが、Office 365 です。

使い慣れた Microsoft Office の最新バージョンを常に活用できるほか、SharePoint Online や OneDrive for Business、Skype for Business などの多彩なコミュニケーション ツールが連携。PC のほか、タブレットやスマートフォンなどからも、社員のプレゼンス (在席情報) を確認しながら、メールやドキュメント共有などが行えます。

イートラストではこの利便性を最大限に活かすために、170 台の iPhone を導入し、営業に配布。Office 365 の機能をフルに活用できるように環境を整えています。こうしたスマートフォン活用にも「意味がある」と、直樹 氏は言います。
「新興国に提供するソリューションを、低コストかつスピーディーに提供・維持していくためには、スマートフォンのようにコモディティ化しているインフラを活用することが有効になります。事実、海外の河川監視カメラシステムでも、監視データの送信にスマートフォンを利用しています。こうした提案ができる発想を得るためにも、日頃から慣れておくことが重要だったのです」。

写真:社内イメージ
写真:社内イメージ
さらにイートラストでは、災害対策の一環として自社開発した "安否確認メール システムとして利用できる、行先掲示板システム" 「AZ BOARD (エーゼットボード)」と、Skype for Business を連携させ、より使いやすいシステムへと進化させることも検討していると言います。

こうしたさまざまな改革に積極的に取り組む姿勢は「イートラスト設立以来、一貫している」と、社長の龍市 氏は語ります。

「今の時代、成長を維持していくためには『ちょっと駆け足過ぎるかな?』と不安を覚えるぐらいのスピード感が必要です。変化を恐れずに駆け抜けるためには、充実したコミュニケーション環境の下、全社員とビジョンを共有し、正確な数字に基づいた適切な判断を、迅速に下していく必要があります。そうした意味でも、Dynamics と Office 365 を、社内の意思を固めるために有効な、戦略的ツールとして活用していきたいと思います」。

2 名様集合写真

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