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エン・ジャパン株式会社

 様に導入

Microsoft SQL Server SSD Appliance を採用し、
リーズナブルなコストによる Web サービス インフラの劇的なパフォーマンス向上を実現

エン・ジャパン株式会社

エン・ジャパン株式会社

[en] ブランドの下、インターネットを活用した求人情報サイトを展開するエン・ジャパン株式会社は現在、主力サイトである「[en] 社会人の転職情報」をはじめ、就職・転職支援サービスにおけるユーザー利便性の向上を目指した全社的な業務改革に取り組んでいます。そうした中で同社は 2012 年、SQL Server 2012 とハイ パフォーマンス サーバー、HP ProLiant DL980 G7 およびフラッシュ ストレージの HP VMA3205 による組み合わせである SQL Server SSD Appliance を採用。IT コストの大幅な圧縮を実現すると共に、運営サイトのさらなるパフォーマンス向上に向けたインフラ刷新を進めています。

<導入の背景とねらい>
求職者・求人企業の利便性向上を実現するため、
Web サイトのパフォーマンス向上を決意

エン・ジャパン株式会社
サイト企画部
「社会人の転職情報」グループ
マネージャ
佐原 潤 氏

より優れた人材を求める企業とキャリア アップを目指す人々の接点として、求人情報サイトへの期待は高まる一方です。しかし膨大な求人情報の中から、各ユーザーがニーズに最適なものを即座に見つけ出すのは容易なことではありません。それだけに Web サイトのバックエンドを担うデータベースには、「必要な情報を、必要なときに」提供できる高いパフォーマンスと可用性が求められてきます。そうした課題を SQL Server 2012 と、最大 80 コアの処理パワーを持つサーバー (HP ProLiant DL980 G7) 、そして SSD による超高速 I/O を実現する外付けストレージ (HP VMA3205) の組み合わせで克服しようと考えたのが、エン・ジャパン株式会社 (以下、エン・ジャパン) です。

エン・ジャパンは創業以来、就職・転職支援サービスを積極的に展開し、現在は 5 つの求人情報 サイトと転職エージェント サービスを [en] ブランドの下で提供。さらに 3 つのキャリア関連情報サイトを展開するなど、業界で確固たる地位を築いています。そのエン・ジャパンが、主力サイト「[en] 社会人の転職情報」を始めとした求人情報サイトのさらなるパフォーマンス向上に取り組み始めた背景には、同社のサービスの利用者に、より効率的で快適な利用環境を提供したいという想いがあったと、エン・ジャパン株式会社 サイト企画部 「社会人の転職情報」グループ マネージャ 佐原 潤 氏は語ります。

「当社は現在、ますます活性化する就職・転職市場の中で、各々の利用者の皆様にとってより使いやすく、求人情報を迅速かつ効率的にご利用いただける Web サービス環境の整備に力を注いでいます。この取り組みの中で、とりわけ重要と考えているのが、Web サイトのパフォーマンスとユーザビリティの向上です」。

佐原 氏は、「エン・ジャパンが提供するサービスのほとんどはインターネットを利用しています。求人企業と求職者の最初の接点であり、採用までのコミュニケーションの場となる Web サイトの利用品質は、そのまま求人案件の成果を左右します。そうした意味で Web サイトを支えるデータベースを始めとしたインフラストラクチャの能力は、利用者の皆様の就職・転職活動の成否につながる最も重要な要素の 1 つです。そして当社にとっても、コア事業の業績に直結する大切なポイントといってよいでしょう」と強調します。

<導入の経緯>
圧倒的なコスト パフォーマンスに期待して
SQL Server 2012 による構成を選択

新しいインフラストラクチャの検討にあたっては、まず求人情報サイトに共通する課題について考える必要があったと佐原 氏は明かします。求人情報サイトでは膨大なユーザー数に加え、情報の入力、更新が非常に多い点が、他の業界・業種の Web サービスとの大きな違いになっています。

「求人情報の検索に加え、履歴書のエントリや更新、また求人企業からの選考ステータスの連絡など、すべてが Web サイト上で行われるため、膨大なトランザクションが発生するのです」。

さらに何千件もの求人情報から各ユーザーがマッチした案件を探すため、複雑で高度な検索にもスピーディーな対応が要求されるとあって、データベースへの要求レベルは非常に高いものでした。

佐原 氏は 2012 年 1 月、これまでも Web サイトの構築、運用にあたってきた日本マイクロソフトに具体的な企画提案を依頼しました。これを受けて日本マイクロソフトでは、SQL Server 2012 をデータベースとしたいくつかの構成パターンを提案。エン・ジャパンでは競合製品も含む複数の提案も含めて検討を重ねた結果、データベースには SQL Server 2012、サーバーには HP ProLiant DL980 G7、そしてフラッシュ ストレージ HP VMA3205 という組み合わせである SQL Server SSD Appliance を選択し、9 月には正式な採用を決定しました。

選定にあたっては、SQL Server 2012 の最新機能に加え、HP ProLiant DL980 G7 の圧倒的なトランザクション処理能力、そしてマイクロ秒単位の I/O を可能にするフラッシュ ストレージといった構成が高い評価を受けました。しかし佐原氏はもう 1 つ、採用を決意するうえで重要なポイントがあったと付け加えます。

「機能面で要件を満たしたうえで、重要になるのが、コスト パフォーマンスでした。言うまでもなく、インフラストラクチャの刷新にはその都度膨大なコストがかかります。しかし一方で、サービス レベルを向上させるのに必要なコストは惜しんではなりません。この "高パフォーマンスをリーズナブルな価格で実現する" ことは、Web サービスに不可欠の "ユーザーの使いやすさ" と表裏一体であり、終わりのない課題です」。

その点でも今回は、従来の同程度のシステム構成と比較して、大幅な価格圧縮を実現しています。この背景には、飛躍的なスペックの向上を遂げたハードウェアと、その性能を余すところなく引き出すソフトウェアとがもたらした、驚異的なコスト パフォーマンスがありました。

「この価格のインパクトには、大きいものがありました。旧システムの導入費用と比較すると、パフォーマンスは約 10 倍になっているのに価格は 6 分の 1 近くに下がっています。経営陣にこの比較を上申したところ、やはりかなり驚いていました」。

この価格で採用を決めたのは、もちろん安さだけではありません。求人情報サイトを主力とする同社のビジネスを強化するうえでのインフラ戦略が背景にありました。

「当社も、かつては高価なシステムを買ったら長く使うのが常識でした。しかし昨今はビジネス要件もサイトのコンテンツもすさまじいスピードで変わっていきます。5 年前のサーバーを使い続けるのは PL (損益計算書) 上は良いのですが、肝心のビジネスが許さない時代になっているのです。そこで当社としても、インフラは刷新していくものと考え、今後はその時代に最適なインフラをリーズナブルなコストで調達していく方向に変わりつつあります」。

<導入効果>
旧システム比 10 倍の劇的なパフォーマンス向上
さらに可用性アップやデータベース活用の拡大へ

社内からは早くも新しいインフラストラクチャがもたらすメリットに期待が寄せられています。

その筆頭は、何といってもパフォーマンスの劇的な向上です。インテル Xeon プロセッサー E7 ファミリーを最大 8 ソケット・80 コア搭載する HP ProLiant DL980 G7 は、きわめて高い CPU の処理能力で I/O ボトルネックを解消。さらに大容量 SSD メモリを搭載した HP VMA3205 が、マイクロ秒単位のデータ書き込みと読み取りを実現します。そして SQL Server 2012 AlwaysOn 可用性グループ によるワークロードの分離なども加わり、旧システムと比較しておよそ 10 倍の性能向上が期待されています。

「これまではデータベースを刷新するたびに、I/O にボトルネックが集中し、毎回それを限界までチューニングしては乗り切ってきました。しかし、これは可用性や信頼性を要求される求人情報サイトとして良いことではありません。そこで今回は、この課題を解決できることを構成の重要ポイントにしたのです」。

特に最近は更新の発生数に加えて写真や動画などコンテンツ リッチな傾向が強まり、それらのコンテンツを迅速に表示するうえでも、I/O の速度向上は重要なカギになっていたと言います。また今後のニーズやビジネス モデルの変化に伴って、アプリケーションの更新や追加も予想されることから、相当な負荷のかかるアプリケーションが加わっても余裕で対応できるインフラを構築しておく意向もありました。

もちろん SQL Server 2012 から加わった新機能にも、佐原 氏は期待を抱いています。その代表的なものの 1 つが、AlwaysOn です。

「昨年の東日本大震災以降、情報システム担当者から災害時の対応をどうするか相談を受けていました。AlwaysOn ならこの問題が解決でき、求人情報サイトのディザスター リカバリが実現できるのではと期待しています。また AlwaysOn 可用性グループはセカンダリ サーバーでバックアップの取得やデータベースのメンテナンスを行うことも可能なので、運用面の効率化にも貢献するはずです」。

さらに AlwaysOn では従来のフェールオーバー クラスタリングと異なり、複数のセカンダリ サーバーを常にフル稼働しておける点も、IT 資産活用の面で魅力だと佐原氏は語ります。

Contained Database も、期待される SQL Server 2012 の新機能の 1 つです。Contained Database を使うと SQL Server インスタンスの設定や機能に依存しないデータベースを作成できるようになります。この結果、将来的なシステム拡張や構成変更、またクラウド環境への移行といった場合にも、運用環境に依存しない自由なデータベースの移動が可能になるため、ビジネスの要求に対してより迅速かつフレキシブルなデータベース運用が実現できるのです。

「具体的な活用プランはまだこれからですが、IaaS など世の中の流れに備えるねらいがあります。もちろんクラウド利用の可能性も見越した柔軟性やパフォーマンスを、新しいインフラストラクチャに与えておくという意図もあります」。

<今後の展望>
BI 機能による検索と分析サービスや
高度なマッチングで人材との出会いを支援

今後のエン・ジャパンの Web サービスについて佐原 氏は、「とにかくすべてのページの表示や入力スピードを、可能な限り上げていきたいですね。求職者にも、求人企業の担当者にもストレスなく必要な情報や検索が提供できることが何より大切です。今回の構成の I/O は世界最強と聞いているので、大いに楽しみにしています」と期待を隠しません。

SQL Server 2012 には強力な BI (ビジネス インテリジェンス) 機能が備わっていますが、この活用についても今後積極的に検討していきたいと、エン・ジャパンでは考えています。1 つは求職者や企業担当者の情報検索への応用であり、もう 1 つは自社での求人動向分析といった 2 つの方向について可能性があると言います。佐原 氏は、「今回、日本マイクロソフトは商品の提案だけでなく、当社の希望に基づくコンサルティングなど、技術パートナーというよりビジネス パートナーとして貢献してくれました。こうした今後の課題についても、引き続き協力を期待しています」と語ります。

また将来的には、より高度なマッチングを今回の新しいインフラストラクチャで実現したいとも考えています。

「個々のユーザーが、自分のニーズに合った求人を自力で探しやすくすることはもちろん、最新のデータベースによる高度なマッチングを実現することで、求職者と企業の出会いを、これまで以上にご支援していきたいと考えています」。

エン・ジャパンの事業理念「『人』、そして『企業』の縁を考える」を、新しく生まれ変わったインフラストラクチャがさらに力強く支えていきます。

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